koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

18°

来年度の準備として昨日はレコーディング

ついでに今夏公開のMVの音源も少し手直し

せっかくやるならしっかりと

機材調達も撮影もしっかりやった

音源もしっかりやりたい

 

写真も動画も、過ぎた時を形で残せるってのがいいよね

撮影した時のことは忘れてしまう部分もあるかもしれないけど

結果だけでも残るのは素敵なことだと思う

 

------------------------------

 

さて今日の話題「18°」

 

これは135mmの焦点距離の画角

Xマウントで言うなればXF90mm 

またもやXF90mm F2 R LM WRのお話

 

最近全く使ってなかったこのレンズ

久々に使うとやっぱいいね

特にX-H2Sとの組み合わせでは

ファインダー倍率の高さと解像度の高さのおかげでまるで35mm換算で50mmくらいのレンズを使ってるかのような扱いやすさすら感じる

ただXマウントではこの組み合わせは大柄なだと思うので軽快さはあまりない

それでもこのレンズをスナップで使いたくなるのは

こっそりとひっそりと街の様子を切り取れるところ

そして自分だけが見えている限定的な世界を記録できるところ

こんな部分がこのレンズの好きなところ

撮影距離の感覚が身につけば街中でも容易に扱える汎用性の高い一面と

芸術的な1枚を生み出せる描写の良さもあってこの画角のレンズならば他社含めレベルが高いレンズだと思う

 

f:id:music_to_camera:20230727213945j:image

 

X-H2S  XF90mm F2 R LM WR

 

絞り開放でピントはハシゴ

解像度の高さもさることながら前ボケのクセのなさや

この条件ならばフリンジが出てもおかしくないほどの明暗差にも関わらずフリンジは確認できない

拡大して見れば出ているかもしれないがそれはそういう楽しみ方をしたい人にお任せする

 

この画角の難しさは上にも書いたように撮影距離の取り方だと思う

最短撮影距離である60cmで撮れば被写界深度もかなり浅く立体物の撮影には絞り値の配慮が必要になるかと思うけど

何よりも撮影距離の取り方をまず慣れる必要がある

 

会話レベルの声量で届く距離の被写体はかなり大きく写る

被写体のサイズによるけどクローズアップ撮影もできてしまうほどの近接性能

ポートレートレンズとしてXF56mmは新旧問わず人気で

自分もXF56mm F1.2 Rの魅力に取り憑かれたひとりだけど

今ならばこのXF90mm F2 R LM WRを推したい

撮影距離を撮れば圧縮効果を得つつボケと解像度どちらも犠牲にせず撮れる

まつ毛が魅力的な被写体であればクローズアップ撮影もできる

撮影距離さえ取れるならば1本でバリエーションの多い撮り方ができる

特に動きのあるポートレートではリニアモーターの利点も大きい

隙のないポートレンズと言える

 

このレンズが気になりつつも手を出せなかったり迷っている人は

ぜひレンタルでもいいので体験してみてほしい

1日でこのレンズの魅力に気付いた人ならば

間違いなくXF90mm F2 R LM WRを楽しめると思う