koyuki.です。
すっかり忙しくなってしまって更新する暇もないです…。
もともとこの記事は別のタイトルで書いていたのですが、もう月末なので月間総括記事にまとめました。
3月、年度末…
私からしたら新生活スタートのタイミングでした。
写真をゆっくり撮る暇もなく、そんな中でもなんとか隙間でシャッターを切っております。
ただGFX100IIを手に入れてからというものの、写真を撮りにいく目的で持ち出した回数はほとんどなく…
今月はとにかく暇がなく、来月は引っ越しなので中々時間も作れなさそう(発狂しそう)
前の仕事を辞めてからというものの、他人が撮った写真を仕事として扱うことは今もあって、他人の写真を使って作品を作る時に特に大事にしていることについて今日は書こうと思います。
この記事から受け取れるものがあるとしたら
「何にフォーカスしたかよりなんでフォーカスしたかを大事に撮る」
ということです。
その話をする前提として伝えておきたいのは
「写真の“上手い下手”は関係ない」ということです。
これについては後半詳しく書きます。
では本題に移ります。
まずひとつめそれは…
◼️ピントの山をしっかり観察する
大事にしていることのほとんどはコレです。
他人が撮った写真を見る時、仕事でも写真展でもSNSでも大事にしてるのはピントの山を観察することです。仕事上では撮影者の意図を汲み取って扱うことでなるべくその写真の価値を損なわずに形に出来ることができると考えてます。
ピントの山、そこには撮影者の心が宿っていると思ってます。その人が何を見て何に魅力を感じてカメラを向けたのか、その心を読み取って考えることでシャッターを切った時の心情を感じ取って自分との差異を理解するとその写真との距離感が分かる気がしています。
その距離感こそが自分から見たその写真の価値であり、距離が近いほど価値が高く、遠いほど価値を見出すのは難しいと思います。
ただしそのどちらも大事であり、距離感の遠い写真にも感じ取れるものはあると思います。
漠然と見てただ何となく好き、これも良いとは思いますが写真を残すことに足労を掛けているのであれば一歩踏み込んで写真に意識を向けてみるとより良い写真やカメラとの付き合い方が出来るかと思います。
つまりは
ピントの山=心
自分の心と向き合った証=写真
だと思うので、撮った写真と向き合うことは自分と向き合える良い機会だと思います。
他人の写真を扱う上で大事にしている点、ふたつめは…
◼️トリミングと構図
トリミングをしないことを写真上達の手段として捉えている人や集団がいることを把握している上で敢えて書きますが、トリミングは技術だと思っているのでトリミングして仕上げられるのもひとつの上達の手段だと思ってます。
高画素化とハイレベルな光学設計が進んでる現代ではトリミングのハードルは下がっていると思ってます。そして構図に悩んでいるうちに撮れなかった写真たちがあるのであればトリミングしてでも仕上げて残せる写真がある方が現代的でありより良いという考えです。
そして構図、これは被写体の魅力をより高める為に考えるべき点だと思います。
僭越ながら構図が良いと褒められることが増えてきた私が特に考えるのが被写体の配置です。
自然と目がいく、コレを撮ったのだとシンプルに理解しやすい写真、それは構図がレベルを決めていると思います。
そしてここでは敢えて“画面”と言いますが、画面に対して被写体のサイズ感、これも重要です。画面いっぱいの被写体よりも余白に情景描写のある写真の方が被写体の魅力が引き立つ場合があります。
トリミングする中で構図を整えて被写体がより引き立ちその写真の価値が上がるのであればトリミングは技術ですし、その技術によって構図が整い被写体の魅力が伝わりやすくなるのであればトリミングと構図は写真にとって大事なポイントだと考えてます。
◼️写真の“上手い下手”は関係ない
これは写真の価値観の話かと思いますが、私の価値観としては「残してこそ写真」なのでブレていようがピントが合ってなかろうが残っていてくれたことに価値のある写真というのを大事にしたいという考えがあります。
魅力ある被写体を撮りたいと思ったその気持ちがしっかりフォーカス面に表れていて、トリミングやその他レタッチ等することでその写真を好きになれるよう仕上げられるのであればそれでいいと思ってます。
◼️総括
写真を撮ることが出来ない期間も写真のことを考えていて、それを書き散らしたのがこの文だと思ってます。
常に人生の時間は前へ進んでます。
シャッターを切った瞬間に戻らないからこそ、なるべく1枚でも多く残せる方がいい、これが私の考えだと改めて整理することができました。
SNSで写真対する考えを述べる方はたくさんいるかと思いますが、自身の写真観を整理する上では大事なことだと思います。
今回のこの記事を読んでくださった方の写真に対する価値観がポジティブな方向に向いたのであれば幸いです。
では最後に3月に撮影した写真を載せます。
シャッター切ってない実感がかつてないほどあったのですがあまりにも少なくてビックリしました。(ここに載せられないものもある)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
次回の記事でまたお会いしましょう。