koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

被写体ファースト

2015年のMacbook proから2020年のM1 MacBook Airに買い替えてからというものの、些細なことを調べる時もPCを使ってるくらいM1 MacBook Airは処理が早くて楽

 

Lightroomのプレビューも速いし、GFX50SIIのRAWデータでもすんなり処理してくれる

 

今この記事を書いてるのもそのPC

 

Apple信者というほどApple製品をこよなく愛するわけではないけど

データの移動等も考えると楽なんだよな

いわばAir Dropの為にAppleにしてると言っても過言ではない

データのやりとりが多いからこそストレスが少ない方法は大事

 

まだしばらくはApple製品に囲まれた生活になりそう

 

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さて今日の話題「被写体ファースト」

 

似たようなタイトルで過去に書いた気もする…

 

今日は被写体に対した時のお話

 

撮りたい

 

そう思った時、自分は2パターンある

①すぐさまカメラを構えて構図をファインダー内で考えて絞りを決める

②被写体を周囲をよく観察してファインダーを覗く前に設定を考える

撮影中は大体この2パターンで行動してると思う

 

①の時は、あからさまな被写体が目の前にある時

特に猫を撮る時は考えていると動いてしまって撮れなくなることがあって

最低限絞りだけ考えて、あとはファインダー内で写したくないものを遮るよう構図を決定していく

もちろんトリミングでより被写体が活きるような編集をしていくことも少なくはない

けど撮り方によっては対処できず中途半端な写真になってしまったり

残念な写真としてお蔵入りすることもある

 

②の時は被写体が理性を持って留まってくれていたりそもそも動かないものの時

状況を判断する必要性が高い場合が多い

光の入り方や背景の様子

周囲の交通状況(進路妨害していないかとか)

何より身の安全というのも撮影中には考えなきゃいけないことだと思う

 

話は少し逸れるけど…

“映え”とかいうワードの為に公共を顧みず撮影をする人がいるのは

きっとそのワードが甘美な響きになる前からだとは思うけど

自己顕示欲を満たす為に他人に迷惑をかけたり

他人からの正当な注意に対してキレるという傲慢さを振り翳す人

そして叩く対象を探しているSNS廃人

これらが絡み合った時、ちゃんと撮影している人たちが嫌な気持ちになる

キレようが叩かれようが構わないけどこちらに飛び火してくるのだけは勘弁

自分はそう思ってる

なのでいろんなことを考慮して

いろんなところに配慮した上で

「被写体ファースト」は成立されるべきだと思う

 

話を戻すと

被写体が1番よく見える撮り方を目指した時

自分はまずその被写体が目立つこと

その目立たせ方を優先に考える

それは運良く自然光が当たっていてコントラストが高い状況になっている、とか

背景に無駄なものが少ないアングルがある、とか

狙った被写体を狙った場所に配置して好条件でシャッターを切れるならそれが最高だけど

そういうわけではないのなら

やはり被写体やその環境をしっかりと観察して撮る、というのが必要だと思う

 

 

f:id:music_to_camera:20230719113811j:image

 

X-Pro3  XF23mm F2 R WR

 

タイミングよく

というわけではないけどたまたまドアや構造体が織りなす線の中に被写体が配置されるタイミングで撮れた

Liitは露出補正まではEXIFから読み取ってくれないようで表示はされないけど

露出補正を-2くらいにして撮ってる

この撮影距離なら絞る必要もあまり感じなかったのとタイミング的に設定を変えていられなかったのもあったのでせめて露出補正だけして屋外との輝度差で白飛びしないようにしようと気をつけた

 

満遍なく適正露出で撮っていたら

おそらく中央の被写体は白飛びしてたと思う

そうすると何を撮りたかったのか

どう撮りたかったのかが見えづらくなる

 

職場やSNSでたまに見るのだけど

この写真の主題(被写体)はなんなの…?

って思うことがある

主題を活かすために副題や環境を写すことは必要だと思うけど、主題よりも副題の方が大袈裟だったりすると何を撮りたいんだろう…と思う

技術を見せる為に前ボケを入れたが前ボケが大袈裟過ぎて被写体が小さくて認識しにくい

みたいな写真もあったり

まぁ全てにおいて主題がハッキリしている必要はないと言えばないのだけど…

 

技術をひけらかしたい気持ちは分かる

自分も意味なく前ボケを入れたり

意図のない不思議な構図で撮ってた時期もあった

だけどそれは自己顕示欲ファーストであって

被写体ファーストではないと思う

自己顕示欲を満たす為に写真を撮っている人はそれでいいと思う

でも誰かの為に撮っているのならば

被写体ファーストで撮影する方がいいと思う

 

理屈や理論、技術や誰かのものさしで測られる為の撮影になりがちだった過去を思い返して

たまに遠い目をしてしまうけど

そういうのを経て自分の撮りたい写真に辿り着けたらそれでいいと思う

 

自分の撮りたい写真が見つからない人に

この記事が届くといいな