Xユーザーならご存知の上野隆さん
実はご近所さんのようで
もしかしたらすれちがっているのかも
先日問い合わせを受けて初めて知ったのだけど
X-T5にはレザーの三角環カバーが同梱されてないようで
あれがないから早速ボディにキズがついてしまった、と
これも上野さんが企画からいなくなったからなのか…
と思ってしまった
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さて今日の話題「ラージフォーマットのボケ量」
今日はラージフォーマット、中判センサーを搭載したGFXのお話
よく聞かれる(言われる)のが
「やっぱめちゃくちゃボケるの?」
なんだけど
特別ボケ量が多いと感じたことはない
もちろんボケ量が多くなるとは思う
けどセンサーサイズの大きさを求めた理由は
情報量の多さと受光量の多さであって
ボケ量だけを求めて機材選びをするなら
わざわざα7RⅣから買い替えたりしない
余談だけど解像度を求めてGFXを購入したわけではない
情報量の多さ≠解像度の高さ
だと思ってる
中判センサーが解像度が高い
というのは違うと思っていて
受光面積の広いセンサーにより多くの情報を丁寧に届けられるレンズがあって初めて中判センサーの解像度の話ができる
そしてこの解像度を活かせるのは画面上ではなく印画紙上だと思う
だから解像度を求めてGFXを購入するのではなく
どれだけ印画紙上で納得のいく仕上がりにさせられるか
これの為に購入するべきだと思ってる
6,000万画素のセンサーを搭載したα7RⅣを手放して
5,000万画素のラージフォーマットセンサーを搭載したGFX50SIIを手に入れて
満足しているのは画素数=解像度ではないということだと思う
ピクセル数の多さも印刷する上で必要なものであって
画面上ではそこまで大事ではないと思ってる
最近よく撮影するレースカーテン
撮影距離は1mほど
上の写真はGFレンズで一番F値が小さいGF80mm F1.7 R WR
下の写真はキットレンズのGF35-70mm F4.5-5.6 WR
どちらも画面上では解像感の違いが分かりにくい
いや、プリントしたとしてもそこまで違いはそこまでないかもしれない
それでもGF80mm F1.7 R WRを使ってるのは
印画紙上での最高画質と表現の為のボケを両立できるレンズだから
ちなみにGF35-70mmをF6.4に絞ってあるのは解像度を高めるため
そうなるとボケ量は望めない
やはりGF80mmが必要なのだ
ふわりとしていて自然なボケ
フォーカス面はしっかりと解像していて
そこにだけ目がいく
ボケを表現に使う上で大事なのはボケの自然さ
主役は被写体、ボケは添え物であり舞台設定
それを納得のいくレベルで実現しているGF80mm F1.7 R WR
最高に惚れているレンズ
ボケ量だけを求めるならばラージフォーマットである必要はない
というのが今の所の自分の考え
GFXの凄さはセンサーサイズではなく
イメージサークルの大きいカメラでフジノンレンズを使って撮影ができる
という点だと思う
そしてそれが常識的なサイズ感で
買えなくもない金額で
世に出ているのが素晴らしい
良い時代にカメラに夢中になれたことに感謝したくなる
GFX50SIIはそんなカメラだと思う