koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

GF35-70mmの描写

年度末、なんとなーく慌しい

自分は抱えていた仕事をほぼ終わらせたから

のんびり次買う機材を調べてる

 

次はXF16-80mmで決まりなんだけど

その次どうしようか……

 

GFレンズはしばらく買う余裕もないし

XFレンズは欲しいものだらけ

 

困っちゃうよなー

 

 

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さて今日の話題「GF35-70mmの描写」

 

この内容で割と何度も書いてる

それくらいよく使ってるし、良いレンズ

 

「ラージフォーマットを日常へと誘う」

がキャッチコピーなだけあって

描写、サイズ、使い勝手等が

日常を撮るのに適してると思う

開放F値も大袈裟に明るくはないし

沈胴式だから短くなるし

他のレンズ(主に単焦点)と比べるとめちゃくちゃ良く写るわけでもない

 

でもそれぐらいがちょうど良くて心地よい

そんな風に感じたのは1月の熊本旅行で

X-Pro3を持たずにGFX50SIIだけ持ち出した

旅行中の写真をGFX縛りした時だった

 

世の中が小型軽量ハイスペックを目指して

色んな研究や開発が進んでいて

GFX50SIIもそのひとつの成果だと思ってる

まぁ小さくはないし軽くはないけど…

でもあの描写が出来てあの重量で済んでるのは

日常的に使えるよって売り出している

GF35-70mm F4.5-5.6 WRのおかげだと思う

 

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GFX50SII  GF35-70mm F4.5-5.6 WR

 

このレンズの価値観が変わったのは

GF63mmを手放してGF80mmを手に入れてから

 

今まではGF63mmがボケを得るレンズ

GF35-70mmはボケなくて良い時のレンズ

という意識で使っていて

画角の違いに対しては星景撮影する時くらいにしかメリットを感じてなかった

それだけ35mm換算50mmの画角に慣れていたからGF63mmをつけっぱなしにしていたし

GF35-70mmはいざという時の抑えみたいな

 

でもGF80mmを手に入れてからは

ボケ量もだけど解像感でも圧倒的にGF80mmが

良いからGF35-70mmに対しての価値観が

とりあえず付けておくレンズに変わった

それはGF80mmがサイズ的に日常使いには

不向きだというのもあるけど

日常の様子を撮る時、めちゃくちゃボケてたら

被写体の全容を写すのが難しくなるし

焦点距離が少し長い分手ブレも気をつけなきゃいけない

途端にGF35-70mmがやたらと使い勝手がいいレンズのように思えてしまったのだ

F4.5-5.6とはいえラージフォーマットだから

それなりにボケるし

 

と思って旅行をGFX50SIIだけで撮影したけど

あれは大正解だった

Xマウントが単焦点しかないのもあって

ズームレンズ便利だなーって改めて思ったし

撮りたいと思った時に被写界深度を意識する必要があまりないのも楽だった

 

GF35-70mmの描写は日常を切り取るのに

とても適していると思う

過度な解像感を求めたわけでもなく

大きなボケも得られないからこそ

その場の雰囲気や空気感、温度や質感のようなものが自然に記録できる

あれは最高のキットレンズだと思う