先月も月間1,000PV超えて
とてもありがたい
しぶとく毎日更新続けてるけど
いつもいつも読んでくれてる人たち
本当にありがとう
富士フイルムの機材の魅力を伝える
そのモチベーションになってる
これからもしぶとく続けるのでよろしく
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さて今日の話題「開放F値」
Twitterに書いたけど
思いっきりボカすだけが写真じゃない
今日はこれに関して話そうと思う
そんなん分かってるよって思う人もいると思う
そういう人もできれば読んで欲しいかな
そもそも今の仕事始めるまでは
写真やカメラの知識は実は皆無で
この6年で身につけたことの方が
圧倒的に多い
カメラは持ってたけどまるで素人
無知にもほどがあるだろってくらい無知
そんな自分が今の仕事で理解したことは
少なくはない(一応フォトマスター1級)
こと撮影に関しては冒頭でも書いたように
ボカすだけが写真ではない
これが撮影に関してとても重要な価値観になってる
背景や状況を含めて全体で意味のある写真
それならばある程度絞る必要がある場合もある
開放F値がF1.4のレンズで
撮影距離が60cm
絞り開放で撮った場合
背景がすぐそばになければそれなりにボケる
ボケ量の大きい写真は一眼で撮った感しっかり出てカメラを使って撮ることへの価値を見出しやすいとは思う
でもそれでは残せない部分や
その被写体をよりよく引き立てる為の舞台がボヤけてしまうこともある
伝えたいこと、意味を持たせたいこと
それらはきっと写真を撮る上で考える必要がある
そんな被写体は多いと思う
X-Pro3 XF35mm F2 R WR
開放F値の明るいレンズほど
解像度のピークが早い傾向がある
上の写真はF2.8で撮影してる
江ノ島が少しだけ形がわかる程度に
ボケて欲しかったのと
機材がしっかり解像感のある描写にしたかった
絞りのコントロールによる
ボケ量と解像感と情報量のバランス
被写体や光の条件など
あらゆる条件の中で違うベストな1枚を
考えながら撮影し続ける奥深さ
あえて収差を利用して輪郭を柔らかく撮ったり
被写体に応じた絶妙な被写界深度を追求したり
一言にF値と言えど一段違うだけで
ボケ量も解像感も変わる
色んな要素と色んな条件がうまく噛み合った時
良い写真が撮れる
だから写真は奥深くて楽しいのだと思う
うまく撮れた好きな一枚
それを大事に撮っていけたらいいなと思う