koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

点像復元処理

XシリーズGFXシリーズほとんどのカメラには点像復元処理という機能が搭載されている

名前の通りの機能なんだけど、これは回折現象によって落ちるはずの解像感も補正してくれている

https://fujifilm-dsc.com/ja/manual/x-t10/menu_shooting/lens_modulation_optimizer/index.html

(回折現象に関しては各自で調べてくれ)

この機能のおかげで割と大胆に絞ることが出来ている

 

焦点距離にもよるが自分はあまりF11よりも絞ることはない

レンズによるが画質が1番良くなる絞り値というものがある(らしい)

F11以上絞るくらいならそれよりも少し短い焦点距離のレンズにしてトリミングするなりで対応する

ただし、GFXはそうは行かない

F11でも焦点距離によるがしっかりボケてしまう

被写界深度があまり深くならないのだ

GFX50SⅡを購入してからこの被写界深度のコントロールに頭を使ったし身体で覚えるくらいには撮ってきた

 

このように被写界深度のコントロールの為に絞り値を変えることがほとんどの理由だと思う

 

だが、それ以外にも絞らざるを得ない時がある

 

光量を落としたい時だ

 

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GFX50SⅡ  GF100-200mm

 

金谷港からのフェリーを待つ間、湾内にある海藻のようなものが生えた岩を見つけた

波を受ける度に揺れる海藻

露光時間を長くして撮影したら面白そうだ、と思った

 

ISO100にしてもまだ陽がある時間はそれなりにS.Sが早くなってしまう

NDフィルターなんて気の利いたもの普段から持ち歩かない

となるともう絞るしかない

 

ISO100 F14 S.S 1/2s

 

この設定が自分の中ではジャストだった

 

撮影してから気付いたが岩の前後で水の流れに緩急が付いているのも面白かった

 

テレ端でこの露光時間、流石に手持ちは厳しかったので肘を固定して撮影してる

それでも十分なほど解像してるのはボディとレンズ両方のISのおかげだと思う

 

何気なく見つけた被写体をアートとして違う面から見つめて撮影してみる

そんな時、とても頼りになる機材

GFX50SⅡとGF100-200mmはいいコンビだと思う