koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

便利さの代償

次の休みはいよいよMV撮影初日

年間最低1曲は撮りたいので

今年もその目標はクリアできそう

 

作品を重ねていく毎に

クオリティが上がっているといいなぁ

 

限られた時間の中で

どれだけのものを残していけるだろう

今年も納得できるものを撮るぞ

 

 

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さて今日の話題「便利さの代償」

 

これはズームレンズの話

 

最近だとXF16-80mmを購入したけど

過去にもXF18-55mmや XF16-55mm

極端に短い期間だけどXC15-45mmも

使ってきたけど

うちの防湿庫には最近購入したXF16-80mm以外残ってない

 

XF16-55mmは別だけど

基本的にズームレンズの描写に単焦点レンズ程のクオリティを求めてない(当たり前だけど)

それは単にF値の話ではなくて

ズームレンズで収差を抑えるには

何かしらの妥協が必要だと思ってる

例えば大きさや重さは分かりやすい

しかしながらズームレンズの描写は

何かを犠牲にして成り立ってる描写

大体欠点が目についてしまう

単焦点レンズを初めて使った時

とても綺麗に撮れるので自分がいきなり上手になったのかと勘違いするほどだった

焦点距離が変わっても収差を抑えられる

それが単焦点レンズ以上のクオリティであるものは今のところ見たことがない

 

富士フイルムの場合

偽色はセンサーの仕組みでほとんど抑えることができているけど

球面収差やコマ収差、像面湾曲などは

完全に排除できるものでもなく

ズームレンズの方がその邪魔は多い

特に感じるのは像面湾曲の酷さだ

 

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X-H2S  XF16-80mm F4 R OIS WR

 

1枚目は35mm程度

2.3枚目はテレ端120mm

4枚目は大体50mmくらい

 

2枚目は特に像面湾曲の酷さが出ている

 

これは確かに難点ではある

いわゆるタル型湾曲なので

被写体を日の丸構図で捉えると

引き伸ばされた感じに写る

テレ端でこれなのでこれはレタッチで処理する必要があるレベルではある

 

画角の選択肢が多くて便利な分

そこに払う代償は大きい

 

ただそれは撮る側が気にしていることであって

例えば被写体が人でそれがカメラに詳しくない人であればそこまで気にするだろうか

 

これは全会一致の答えが出ない内容なので

考えるのをいつも途中で辞めてしまうけど

ほんと答えなんてないんだよな

自分がそれで良ければそれが良いんだ

 

代償を払った結果プラスならそれでいい

それが今の自分にとってのズームレンズの価値観

そういうことにしておこうと思う