koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

星景撮影

いよいよ年末感も出てきたなぁ

年末はどこもでかけないで家でのんびりしようかと思う

今年の年明けは下田にいたのだけど、日の出を見に来た人たちがあまりに多すぎて移動したぐらい

この状況でもきっと出かけたり帰省する人は多いだろうから…

 

家で手の込んだものでも作って映画でも観ながら過ごそうかな

 

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さて今日の話題「星景撮影

当ブログであまり記事は書いてないけど星景撮影はもう何年も続けている

最近は特に撮影機材の進歩で楽に撮れるようになったのもあって挑戦する人は増えているように思う

機材さえ揃えれば割と簡単に撮れてしまうので撮ってみたいけど…と躊躇している人はぜひこの記事を読んで撮影してみてほしい

 

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GFX50SⅡ  GF35-70mm

 

星景撮影では大事なこと必要なものが色々ある

まず大事なことは

自分以外にも撮影している人がいるかもしれないという前提でスマホのライトや懐中電灯などで不用意に辺りを照らさない」ことだ

これを守れない人は星を撮らなくていい

Googleで「星景」と検索すればたくさん出てくるので家で眺めていたらいい

 

次に大事なのは開放F値

これはなるべくF値の小さいレンズを選んだ方がいい

明るければその分ISO感度を上げずに済むのでクオリティが上がる

しかしそれは焦点距離も関わってくる

 

必要なレンズの焦点距離を考えるときフィルターが前玉の先に装着できるレンズかも

確認した方がいい

フィルターはなくても撮れるけど最近は安価で星景撮影をより楽しめるフィルターが販売されている

超広角を買うともっとワイドなレンズが欲しい!!となりがちだがフィルターが付くかどうかも自分は重要な判断ポイントだと思う

 

周辺の収差どれほど補正されるかも重要

これは金を積めば積むほどしっかりと補正されているものを買える可能性が高い

せっかくワイドなレンズを手に入れても画像周辺部の星がサジタルコマフレアの影響で点像にならないのでは金を積んだ意味がなくなる

 

そしてこれは自分が長年悩んだことだが

三脚はいいものを買う

これだけでクオリティが上がる

以前は1万しない程度の耐荷重すれすれの三脚を使っていた

それをハスキーの3段に変えてからはっきりと解像するようになった

www.ginichi.com

これは雲台にもよるけど、自由雲台の場合はなるべくボールの直径が大きいものの方が安定する

ちなみにハスキーは3WAY雲台

 

機材に関しては以上

もちろんこれ以外にも必要になるものはあるけどカメラアクセサリーは割愛

 

次は撮影後のお話

 

あくまでLightroomでの現像になるけど(撮影機材にもよる)

まず、明瞭度を上げる

目安は40くらい

かすみの除去はこの段階ではあまりかけないし、そのままかけない場合もある

そしてコントラストを上げる

目安は50から70くらい

そのあとにハイライトシャドウをいじるけどまずコントラストからがベスト

コントラスト差がつきやすい土台を作ってからハイライト、シャドウの各部を調整していく方が効率がいいと思う

つまりコントラストの差ではっきりと星の光と夜空の区別をつけてあげればよいのだ

 

そのあとハイライトとシャドウの差をつけて仕上げていくのだが

山の稜線や地面等を見えるようにするためにシャドウを持ちあげてしまうと夜空が白っぽくなって現実味が損なわれるので自分はあまり好みではない

星の光がしっかりと輝くようにハイライトを上げ、それによって浮ついてしまった

ところをシャドウを下げて調整する

白レベル黒レベルは各部を大雑把に変えるときに使っている

あからさまに差をつけたい時に使うと楽だと思う

 

これはあくまで基本的な部分なので実際に撮影して自分なりの正解を探してみるのもいいと思う

 

以上が自分が星景撮影に挑戦してからの約5年で身に着けたもの

何かの参考になればいいなと思う