koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

XF35mm F1.4 R

これだけ使用頻度が高いと登場する回数も当然多いわけで

なのにまだ書くことあるの?

って思う…、けどある

 

 

この日は世田谷区にある経堂駅あたりでMVの撮影をしていた

その時の撮影機材はGFX50SⅡGF63mm

撮影自体は夕方から夜(というか深夜)だったので日中は使えそうな所をロケハンすることに

そのロケハンの時はX-T4XF35mm F1.4 R

名コンビだと思う

GF63mm画角を合わせたかったというのもあるけど、何処となく描写もXF35mm WRよりXF35mm F1.4の方が似ている気がしたのでそちらを選んだ

この時はX-T1も所有していたけど、バッテリーを揃えたかったのもありX-T4

 

XF35mm F1.4X-T4に装着時ではAFスピードが速くなっていて、スナップ撮影においてはかなりのメリットになる

その瞬間、そのシチュエーションでしか撮れないという時にフォーカスが合わずに逃してしまうと悔しい

あまり長く立ち止まれない場所なんかもあるし、フォーカススピードは特に機動性の高いXシリーズにおいては重要なポイントだと思う

 

ボディの力の恩恵を受けてXF35mm F1.4 Rはより魅力のあるレンズとなった

 

 


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X-T4  XF35mm F1.4 R

 

1枚目は道路上、2枚目はエスカレーターとシャッターを切るまでの時間が短い方が良いシチュエーションでの撮影だった

AFは一瞬

驚くほど早くレリーズ出来たので思わずニヤついた程だった

 

特に2枚目はXF35mm F1.4らしい柔らかさと繊細さを兼ね揃えた描写だと思う

 

レンズの描写はスペックシート上やMTF曲線では語り切れない

いかに逆光でコントラストが低下しないとしてもフレアまみれで低コントラストな描写が好まれる場合もあるし、撮影者の数だけそのレンズが切り取る1枚は可能性があるのだから絶対的なものなんてない

 

XF35mm F1.4 Rきっと富士フイルムのこの10年の中心にいただろう

それはきっと愛用されるべくして愛用された素晴らしいレンズだからだと思う

撒き餌という程安価でもないし、今となっては別に小さくもない

それはあらゆるメーカーが低価格帯のラインナップを縮小した結果、カメラに金をかけれる人だけが残っているだけなのかもしれない

それでもずっと使われ続けるだけの魅力がこのXF35mm F1.4 Rには詰まっている

 

このレンズの魅力はきっとこれからまだまだ増えていくと思う

撮る人、使う人の数だけ増えていくと思う