koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

ブラックミストNo.5

いよいよ今夜X-T5が発表

リークされた情報通りだとしたらここ最近の状況から言って長期欠品在庫の取り合い必至なカメラだと思う

だってさ、T1桁機出す度に一部の人買ってから言ってるのか買わずに言ってるのか知らないけどデケェだのX-T1のサイズにしろだのでも手ぶれ補正は……って

言いたいこと言い過ぎだろって思ってた

だけどそこは富士フイルム、さすが

マジでX-T1に近いサイズIBIS入れて、しかもバッテリーはNP-W235 のままときた

それだけでも十分だと思うけど中身はほとんどX-H2

相変わらずの下克上っぷり

さすがとしか言いようがない…

自分はひとまず様子見するけど(うっかりX-Pro4でも出されたら金が…)

 

今夜の発表が本当に楽しみ

もちろんXF30mmもね

 

 

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今回は富士フイルムの機材というより主題の通り

Kenkoから発売されているフィルターブラックミストNo.5」のお話

 

先日「ホワイトミストNo.1」が発表されそして延期されたのは記憶に新しいところ

ホワイトミストは正直静止画より動画に使いたいなぁと思ってる

MVの次回作(趣味でミュージックビデオ撮影してる)のイメージではホワイトミストあったらいい仕上がりになりそうだなぁ…とか考えてる

発売が楽しみなフィルター

 

さて、ブラックミストNo.5の詳細は置いておいて

富士フイルムの描写との相性を考えてみた

 

自分の働く職場(カメラ屋)ではブラックミストNo.5はフイルムで写真を撮ってる人からの需要が多かったなぁと肌感覚ではあるけど思っていて

逆光で撮影した時、ハレーションさせすぎて何撮ってんだか分からん…という写真があったりすると思う

それをうまく補正してくれる機能も期待できるし、光源を程よく滲ませてくれるのもまぁ”エモい”ってやつ?

フイルムでのそういう撮影には相性が良いと思っていて、自分はフイルムでの撮影には使用してないけど現像したフイルムのスキャンも業務内容なのでいろんな人の写真を見ることができる(役得)

ブラックミストを使用した写真の描写は独特で少し力強い

フイルムの持つ特性の絶妙なバランスをほとんど崩さずにうまく雰囲気作りができてる写真もたまにあったりした

 

ではフィルムシミュレーションを使える富士フイルムのカメラにはどうだろう

 

そう思ったのが始まりだった

 

その時にはGF63mmGF100-200mmを持っていたので62mmと67mmの径のものを購入した

どちらもポートレートとして購入したものだけど、たまたまGF100-200mmにつけたままスナップ撮影した時の写真がこれ

 

 

 

GFX50SII  GF100-200mm

 

水面の反射は時に目に痛い

画質の向上でより一層そう思うようになった

それはそれだけカメラに記録されるものがリアリティを持ったということだと思う

 

ブラックミストNo.5のおかげで逆光でキツくなりがちなシャドーとハイライトのコントラストの境目が曖昧になってくれた

 

線描写が繊細な富士フイルムのカメラにはうまくマッチしてくれるフィルターだと思う

 

そしてフィルムを模した色調にもとてもよく合うと思う

他メーカーでははっきりとしがちな部分記憶色として独特な表現をしている富士フイルムの色をブラックミストはよりそれを迷宮化していると思う

それは語るに難しな抽象的な”味”というヤツなのかもしれない

 

最近知ったのだけど、49mm以下の小径の受注生産もされているブラックミストNo.5

先日購入したNOKTON23mmF1.2XF35mmF2 WRにも使いたいと思っていたのでとても嬉しい

他社の同等品もあるけどKenkoのフィルターが個人的に一番信用できる

そのうち特注で注文しようと思っているくらいには自分はこのブラックミストNo.5の効果気に入ってる

 

富士フイルムの描写をより楽しむためのアイテムとして

ブラックミストNo.5推せる…!