他の記事でもX-Pro3を買うきっかけになったことは書いたと思うけど
実際に1週間くらい借りて使った時
「あ、これだわ」
ってなった瞬間があった
X-Pro3 XF23mmF2
被写体に気付いてからシャッターを切る数秒の間、考えることはたくさんあった
この写真が生まれるまでのプロセスがほんの数秒に詰め込まれていると思うと、やはりX-Pro3はスナップに向いていると思う
目的地へ向かう道すがらたまたま左側に振り返った時、自転車が走ってきていた
頭の中はこの先にある煮干しラーメンのことでいっぱいだったのでシャッターを切るつもりがなかったが、柔らかい光が差し込む高架下を光源の方へ走る自転車
「これは…!」
と思った
脇にぶら下がるX-Pro3の電源をすぐに入れて構えた
OVFだった
その時正直ゲッ…と思ったがAFの速さに助けられた
ブライトフレームを頼りにすぐにフレーミング
フレーム外も見ることができるOVFのおかげで自転車のスピード感も掴みやすい
タイミングを掴みつつ、右端の道路標識のポールで水平を取る
絞りをF5.6にして万全の状態
シャッターを切る瞬間、念のため呼吸は止める
これがそのプロセス
スナップ撮影はライブだ
その時の直感やイメージで無限大に仕上がりは変わる
X-Pro3はステージを楽しむ良き相棒
直感とイメージを脊髄反射で記録するには最高のカメラだと思う