koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

値上げに対する所感

koyuki.です。

 

正式に価格改定のアナウンスがされて、ユーザー各々思うところがあったことでしょう。

 

そう、富士フイルムミラーレスカメラと交換レンズの値上げです。

www.fujifilm.com

 

これに対する所感を「販売店の店員」という立場から書ける範囲で書いていこうと思います。

 

まずこの知らせを受けた時の反応が

これですね。

だって仕事中に問い合わせの電話でお客様から言われて知りましたからね。

まぁ店員としては知ってるテイで話しましたけど。

 

この電話で話したことの中で一番重要なのは

「中古相場の変動と買取価格の上昇」

でした。

この方は今の中古相場であるうちにレンズを買ってしまおうかという相談でした。

今の相場で手に入れて、使ってみたけど違ったってなった時に買取価格が上昇している場合があるのが富士フイルム

今がチャンス‼︎とばかりに購入をオススメしておきました。

 

それはさておき…

この値上げの全貌は当然ながら知り得ません。

あくまで部外者、ただの販売店員です。

ただここ最近の富士フイルムの機材の売れ方や、都内の販売店の状況など色々含めた中で書けることがあります。

まず自分の中での結論は「円安のせい」です。

これに関しては値上げに関してコメントしている人の意見も参考に自分なりに考えてみましたが、円安のせいで海外のバイヤーが買い漁り、海外で販売するという流れが起きているというのが原因のひとつとして考えられます。
その人たちがどこで仕入れているのか、それはここには書けません。
何せ確証はないので…。
ただ、都内で買い漁っているバイヤー曰くとある販売店が薄利多売で数字を作るためだけに条件を出してくれている、という話は聞いたことがあります。
そして、大型量販店には出荷をあまりしないようにしているらしい、という話も聞いています。
これでなんとなく各自推測ができるかと思います。(明記できません、すいません)

今回の価格改定により海外での販売価格に近付いたことで買い漁りが減り、国内在庫が安定するのではないか、そして国内のユーザーの不満まみれな状況はやや改善されるはずというのがメーカーとしての考えではないかと推測してます。

まぁ値上げして不満が出ないわけがないので結局不満は残るでしょうけど。

誰かのコメントには「確かに…」と思うものもありました。

それは「ソニーのように国外への転売対策に言語を日本語のみにしてしまえばいいのに」というものです。

以前買取でメニューが全て英語表記で日本語に変更できないα7IIIを買い取ったことがあります。
これはとあるサイトから言語データをダウンロードしてボディにインストールすることで言語を変更できるのですが、転売するために開封して設定をして…なんてまぁやってられないですね。
しかもメーカー保証が適応されないとか。

しかしこういった対策を取ることもできたわけで、そこに関してはさすがソニーだし内需を守るために業界全体で取り組むべき点だったのではないかとも思います。

国内にいる日本語が読めないユーザーよりも、国内にいる日本語を話す日本人ユーザーの方が多いでしょうし。

 

今書いたことは結局「円安による海外バイヤーの転売とそれに乗じて形だけの売り上げを作りたかった販売店」が存在したのが原因ではないかと自分は思います。

 

政治的なことは言及する気はないです。

全てを円安のせいにするつもりもないです。

安いところで買いたいのは日本人も海外の人も大体同じはずです。

そこに商売の匂いがするのだから商売をしようという人も出てくるでしょう。

的確に適した人に供給されているものは、今国内にどれだけ存在するでしょうか。

カメラだけではないはずです。

いろんなものがオカシイと思います。

 

今の自分の立場から書けるのはこれだけです。

 

今回の値上げで富士フイルムに対して否定的な考えを持つ人がいるのも理解できます。

そしてマウントを変えてしまう人がいることもきっとあるでしょう。

でも自分はきっと「苦肉の策」を富士フイルムが取ったのだと思います…。

 

が、これで終わってしまってはただの富士フイルム信者の記事になってしまうので!!!

今自分が所有している富士フイルムの機材を売却して、気になっているNikonの機材に買い替えたらどこまで揃うのかを計算してみました!笑

しかし具体的な数字を書くと色々とアレなのでやんわりとした合計金額と機材リストを書きます。

 

まず金額は…

約140万です!

所有している機材は

GFX50SII

GF35-70mm F4.5-5.6 WR

GF80mm F1.7 R WR

GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR

X-H2S

X-Pro3

XF16mm F1.4 R WR

XF23mm F1.4 R

XF23mm F2 R WR

XF35mm F1.4 R

XF35mm F2 R WR

XF90mm F2 R LM WR

XF18-120mm F4 LM PZ WR

 

以上です。

 

そしてもし仮にNikonに買い替えるならば…

Z8

Z 20mm f/1.8

Z 24-120mm f/4

Z 70-200mm f/2.8

Z 50mm f/1.2

Z TC-1.4x

 

以上、これで大体140万くらいです。

Z9買いたいけど予備バッテリー高いし…。

70-200mmとテレコンで擬似100-400mmを作れるのでTC-2.0 の方がいいのですがバイコンはさすがにZでも解像度の低下が見受けられるので高画素を利用してクロップして運用するのが良いと考えます。

 

まぁ結局Zの描写は好きなんだけど色がね…。

RAW現像ありきの運用になるので気軽さが無くなってしまうのがネック。

 

なので富士フイルムから買い替えることはまずないです。

ただ…推してますがいつだって客観的に見ているので不甲斐ないようでしたらあっさりと乗り換えます。

 

以上、この記事で何か思うことがあったとしたらそれはあなた自身で大事にすることだと思います。
よきフォトライフを!