koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

コントラストAF × IBIS

台風らしからぬあっけない感じで

ただの雨の日って感じだったな

 

バイクで通勤したから未だに靴下濡れてるけど…

 

帰り道は濡れずに帰りたいなぁ

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さて今日の話題「コントラストAF × IBIS」

 

GFX50SIIのお話

コントラストAFでスピードを出すのは難しい

これは長年のメーカーの悩みだと思う

像面位相差AFが誕生してからAFスピードの闘いが業界で勃発して

コントラストAFの弱点を補ってきたのが今の各社のカメラだと思う

ちなみにこの流れは最近読んだソニーの本で知った

ミラーレスでナンバーワンを目指したソニーの戦略が書かれた本

気になるかたは読んでみて

 

GFX50SIIはコントラストAFのみ

像面位相差AFがない為、AFは確かに速くはない

それでも不便を感じたことはほとんどなくて

LMを搭載していないGF35-70mmやGF80mmを使っていてもAFのせいで撮りっぱぐれるというのはなかったように思う

それはもちろん自分があまりスピードが必要な撮影をしていないからというのもあるとは思う

ポートレートでも基本的には立ち止まってもらってポージングしているところを表情を変えてもらいながらアングルを変えて撮っていくというのが多かった

猫を撮っても窓辺に座ってるところを撮ったり、くつろいでるところを撮ってきた

それ以外は風景ばかりだし、動画はMFで撮影してた

 

でも最近、歩く人の後ろ姿を反射的に撮影した時AFが俊敏にいい仕事をしてくれたおかげでピントをほとんど外さずに撮れた1枚がある

 

f:id:music_to_camera:20230908080123j:image

 

被写体の左にある看板で置きピンというのも時間があればできたかもしれないけど、自分の背後を通過した直後だったので置きピンからの構図を整えてタイミングを待つという動作は間に合わないと思って諦めた

しかしながらGF80mm F1..7 R WRはあれだけ大口径なのに俊敏にAFしてくれたので絞り開放で撮影距離2.5mくらいの割に大きなボケを得た立体感のある画が撮れたと思う

 

これはIBISによって像が安定しているおかげでカメラがコントラストの差を見つけやすいからだと思う

 

そしてここには少し大袈裟にいうとテクニックがあって

一度コントラストAFで合わせておいてもう一度AFし直すと当然2回目の方がAFは速くなる

なので構図を整える前に一度被写体とそれ以外コントラスト差をカメラに認識させておいて水平をとりAFし直すとすぐにシャッターを切ってもピントが合ってることが多い

 

コントラストAFでも速いという10年前では想像もつかなかった事が実現されてる

これもまた富士フイルムの技術力ならではだと思う

新しいGFXは到底自分には買えるような金額ではないだろうけど、どれだけの進化を遂げていてどれだけのことが出来るようになっているのか…

とても楽しみ