koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

X-S20の第一印象

昨日の記事「プリント」に意外と多くのアクセスがあって

個人のお気持ち表明が多くの人の目に触れたことは

少し恥じらいもありつつ、何か伝わればいいなと思う

 

大事な物事は各個人で違うので

プリントすることが大事でなければプリントする必要はないし

プリントすることが高尚な写真機の楽しみ方というわけでもない

 

好きに楽しんだらいいと思う、というのが前提の記事なので

こんなこと考えてる奴もいるんだなぁ…程度に受け取ってもらえると!

 

 

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さて今日の話題「X-S20の第一印象」

 

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fujifilm-x.com

 

みんなは見たかな?

X summit BKK

自分は仕事中(これも仕事の内ではある)に見た

大興奮だった

正直、噂段階で出ていた金額だけで判断する限りだと

大体16万円くらい?…高いよなぁ、が本音

 

でも今は全くその印象はない

けどそれって自分から見たX-S20のコストパフォーマンスの話であって

そうではない人もいるとは思う(当然だけど)

 

なので発表されたX-S20に対しての今の印象をいろんな観点から自分なりに解釈していきたいと思う

 

  • 1299$、¥180,450は高い?
  • 写真機としてのX-S20
  • 動画機としてのX-S20
  • X-S10からの買い替えはアリ?
  • 3つの優秀な点

この5つで話していこうと思う

 

とても長くなるので最後まで読んでくれる人の方が少ないとは思うけど

好き勝手書いていこうと思う

 

 

まずは「1299$、¥180,450は高い?」

 

おそらく国内の最安価格は¥162,405だと思われる(予想)

これに関しては部分ごとの価値観によるし

どこに魅力を感じるかは人それぞれな部分はあるので客観的な話になるけど

 

これだけのスペックでこの金額という価値観で話すと

金額的に近いカメラといえば

kakaku.com

 

キヤノン EOS R7

 

kakaku.com

 

ソニー α6600

 

この2機種だと思う

 

α6600はもう4年前の機種(なことに驚いてる)なので

比較するには少し酷な気もするので比較はしない

 

上位機種を補完するスペックを有しているカメラとしては

どのカメラも申し分ないと思う

この場合、物理的に大型になりがちな上位機種に比べて

小型軽量というのがアドバンテージだと考えやすいので

その点からするとX-S20のコンパクトさは異常とも言える

 

正直、EOS R7はR6あたりとサイズ感があまり変わらないのと

R7を使う人が今のラインアップのRF-Sレンズを使うとは思えないので

結局大きく設計されているRFレンズを使用する人が多いと思う

(キヤノンの場合、APS-Cにすることで焦点距離が伸びる点がメリットと思われやすい)

ただしEOS R7の電子シャッターはかなり動体歪みが起きやすいのがデメリットだと思う

 

富士フイルムの各上位機種との価格差とスペックからしてもX-S20はリーズナブルと言えると思う

 

次に「写真機としてのX-S20」

 

これに関しては画素数はあまり重要ではないと考える

ポイントはファインダーだと思う

正直、X-S10の欠点はファインダー倍率の低さだと思う

それを踏襲しているX-S20もやはりそこが欠点だと思う

あと数万足せばファインダーの良い上位機種が手に入ること

(納期に関しては触れないであげてほしい)

センサーがひとつ前の世代であること

この点からすると写真機としてのX-S20はX-S10と比べて

・ノスタルジックネガが使える小型機種

・バッテリー持ちがいい小型機種

・AI-AFによる追従性能と被写体検出

この3点に魅力を感じることができる人にはおすすめできるかもしれない

 

「動画機としてのX-S20」

 

これは正直、かなりアリだと思う

というかこの部分は富士フイルムの本気さを感じた

6.2K動画対応は字面の良さだけでメリットを感じる人は多くないはず

むしろ驚くべきは動画撮影時のクロップ率の低さ

そして電子手ブレ補正「DIS」使用時のクロップ率の低さ

これが凄いと思う

伊達にVLOGカメラを名乗ってない

他社のAPS-CセンサーのVLOGカメラを名乗っているもので

クロップ率が低いのはNIkon Z30のみで

他のメーカーは電子手ぶれ補正を使うと一気に画角が狭くなる

これは結局ワイドなレンズを新たに買い足さねばならないということになる

結局キットレンズでは画角が狭くなって使いにくくレンズを買い足さないと

満足いくVLOG撮影がしにくいという落とし穴がある

これはユーザー目線ではなく販促を考えたメーカー都合だと思う

その分手ぶれ補正の効きがいいのかというと大きな差はないと思う

X-S20とおそらく同時発売になるであろうXF8mm F3.5 R WRの旨味である画角の広さを

しっかりと味わえるクロップ率の低さには脱帽した

 

「X-S10からの買い替えはアリ?」

これは上の2点に対して魅力を感じるか、必要としているか

それによるとは思うけど

もし自分が今もX-S10を使っていてX-S20のスペックを見たら

間違いなく買い替えてたな、と

バッテリーライフの強化とAF性能のアップ

この2点だけでもかなり魅力を感じるし

動画性能に関しては今の自分の使い方だとX-H2Sが大幅にオーバースペックなので

X-S20でも十分だと思う

(積層型センサーのAF性能が必要なのでX-H2Sを使ってる)

これが18万円で手に入るならば安い、メリットを多く感じると言える

 

そして最後に「3つの優秀な点」

これはX-S20に対しての現時点での総評になる

・X-S10からのサイズ、重量の増加が少ないのにバッテリー持ちが大幅進歩

・水準の高い動画性能

・被写体認識AFやIBIS強化、ノスタルジックネガ搭載とスペックの出し惜しみなし

これだと思う

確かにX-S10からするとかなり金額が上がっているので尻込みする気持ちはわからなくはないけど、これは富士フイルムの努力と勇気ある設計だと思う

 

以上が発表から1日でX-S20に思ったこと

 

来週、実機を触る機会があるのでその時また記事にしたいと思う

もし「ここを確認してほしい!」という要望があれば

記事へのコメント、もしくはTwitterのDM等で伝えてもらえればと思う

 

長くなったけど最後まで読んでくれた人、ありがとう