koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

XF56mm F1.2 R WR

全行程を3日かけたMV撮影

無事クランクアップとなった

このクランクアップって和製英語らしい

 

前2作は1日でのロケだったので

割と忙しい撮影だったけど

今回は3日に分けたから時間のゆとりがあって

撮影を楽しめた気がする

 

このMVに関してはもしかしたらここでも紹介するかもしれない

あくまでレンズレビューとしてね

 

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さて今日の話題「XF56mm F1.2 R WR」

 

先日のつなさん主催のフォトウォークで少しの間お借りして使わせてもらったレンズ

旧XF56mmはXマウントを使い始めた頃は最も撮影枚数の多いレンズだった

そこからどれくらい変わったのか

今日はそのお話

 

重要な改善点としてはやはり

最短撮影距離が70cmから50cmになった点

 

まさしく"改善"と言ったスペックアップ

 

寄れないストレスから解放された大口径レンズほど使っていて気持ちいいものはない

 

そしてAF性能

これは格段に良くなってると思う

旧XF56mmはウォブリングするし迷うし抜けるし…

まぁF1.2の大口径で俊敏に動ける方が凄いのだけど、新XF56mmはAFの迷いが減っていてとても扱いやすかった

(これはボディの力もあるかもしれない)

 

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X-H2S  XF56mm F1.2 R WR

 

このレンズである必要はなかった1枚

でも、それでもいいんだ

このレンズの画角が染みついた自分にとっては

使っていて気持ちのいいレンズだから

 

少し話が逸れるけど

XF56mmにはAPDと表記のあるレンズがある

詳しいことは割愛するけど

ボケをなだらかにしてくれるアポダイゼーションフィルターが搭載されたバージョン

このXF56mm F1.2 R APDには純正品としてNDフィルターが同梱されていて

「積極的に絞りを開放にしてボケを楽しんで欲しい」

という富士フイルムの愛とこだわりが込められた素敵なレンズなのだ

それでなくともXF56mmは絞りを開放にして使いたくなる

だってF1.2だよ?

使いたくなるじゃん?

電子シャッター搭載するまではマジで扱いにくかったけどね

 

そこで話を戻すけど

上の写真は絞り開放F1.2で撮影しているうえに

露出補正で-2.3EV落としてるので

S.Sが32,000sec、つまり電子シャッターで撮影してる

この1枚はX-H2Sだからこそ撮れた1枚かもしれない

積層型センサーによる高速読み出しのおかげで傘を持つ婦人が動体歪みせずに撮影できた

 

過去の銘玉たちを最新の技術でアップデートしていくこの流れにはより良い撮影をしてもらいたいという富士フイルムからの温情を感じる

より良いモノを作るのは当たり前でしょ?

って思うかもしれないが、レンズ構成全く同じでレンズコーティングだけ今の技術にしました!!!みたいな20万円超えのレンズも他社にはあるのだ

 

デザインには少し物足りなさを感じるけど

これからの10年を見据えた富士フイルムのビジョンがこの新型レンズたちには見えているのだろう

 

んー、欲しいなぁXF56mm F1.2 R WR