koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

画角

今月は怒涛のイベント続きで

家にいる時間があまりない中で動画編集やら写真現像もやり切った

昨日、バンドでスタジオに入って配信ライブをしたから

また動画編集するんだけども…

 

あと26日はまたみなとみらいでMV撮影

次で完了、クランクアップってやつ

今回の撮影は過去1ロングスケジュールで臨んだから

編集も一切手を抜かずに頑張る

 

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さて今日の話題「画角」

 

得意な画角、苦手な画角、好きな画角、必要な画角

 

撮影する時、この「画角」というものは常に付きまとう

今日は苦手な画角について話そうと思う

 

自分は特に24mmの画角が苦手だった

今はそうでもないのだけど

以前は24mmよりも28mmの方が断然好きだし使いやすいと思ってた

35mm換算24mmになるXF16mm F1.4 R WRは

購入動機は星景撮影のみだった

 

画角の近い28mmはむしろ好きでよく使う得意な画角

28mmの画角を使っていて無意識にやってたのが

「被写体に寄って近接撮影する」ことだった

 

ここで気づいたのは

その画角の中で被写体のことをどう見たいか、どう見てるか

これが画角の価値観に関わっている気がする

 

自分にとっての24mmはずっと遠景、無限遠で撮影するレンズだった

それ以外に用途がないと思い込んでた

パースがついて被写体の形が変わってしまうことに難しさを感じてた

 

XF16mm F1.4 R WRは最短撮影距離が15cmとだいぶ寄れるので

寄って撮ることもできるし

開放F値を活かしてボカすこともできる

被写体に対しての角度をどうにかできるのならば角度をつけないよう心がければそこまでパースが大袈裟につくこともない

あとはトリミングして28mmっぽくすることもできるので

上手く決まらなくてもとりあえず撮るってマインドになった

 

元々は中望遠が得意な自分は85mmがメインな画角だった

今では50mmの寄り引きで気軽な構図変更ができる部分も好きだし

135mmの立ち止まったその場からオモシロいものを探して切り取る感じも好き

特にこの135mmは意外と自分にフィットしたのでびっくりだった

 

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X-S10  XF90mm F2 R WR

 

大都会・六本木は被写体が多い

 

どんな画角でも楽しめる気がする

そんな中でも人の往来が激しいあの地域では足で稼ぐのもいいけど

立ち止まってオモシロいものを探すのも良い

いろんな人のいろんな事情

ビルの合間から見える遠くのビル群

夜の街を駆けるいろんな形のタクシー

ガンギマリした格好の男とゆるそうでガードの固そうな女のやり取り

いろんな情事が垣間見える街ではむしろゆっくり立ち止まって

観察してみるのも面白いと思う

 

そんな時にXF90mmはとてもいい

大袈裟すぎず重くもない

AFが速くて絞り開放から解像する使いやすさ

スナップ撮影が捗るレンズ

 

 

ズームレンズだって別に構わない

もしもの時、S.Sを稼ぐ為にISOを上げすぎずに済むとか画面ではそこまでよく分からない画質というものの為に単焦点レンズなんて使わなくてもいい

ボケ量も工夫次第でどうにかなることもある

 

好きな機材で撮ったらいい

 

画角の選択肢は多い方がいい

 

世界を広くも狭くもするのは画角次第だと思う

 

 

苦手意識があるものは仕方ない

けど、それを乗り越えた先に意外と良いものが待っているかもしれない

乗り越えた先で何かを見つけた自分は今

苦手な画角こそ新しい世界の入り口だと思えるようになった

 

もし自分の写真にマンネリ化してきたら

苦手意識のある画角に挑戦すると新しい楽しみ方が見つかるかもしれない

意識の外側にある世界を楽しめるようになったら自分は更に写真を撮るのが好きになった