koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

視野より広い世界

写真、カメラ界隈が何やら騒がしいよね

ポートレート界隈って何でか定期的に荒れるというか……

 

こういう時はおとなしくしておくに限る

 

ただここは限られた人しか来ないから言うけど

 

どんなに的確で、どんなに名案でも

伝え方次第で形が変わってしまうから

画角の話を最初にした人もだけど

それに対して広角で撮ったポートレートを載せて

広角で撮ってすいませんとか言ってる人は

写真の使い方間違えてると思うから

いい加減にした方がいいと思う

(写真の中の被写体もそんな会話に使われたかないだろうよ)

 

まぁTwitterなんて燃えてナンボかもしれんが…

 

 

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さて今日の話題「視野より広い世界」

 

これはXF16mm F1.4 R WRのお話

 

このレンズを手に入れたのは

新品で購入したX-S10と同時

XF35mm F1.4 Rも一緒に中古を購入した

 

35mm換算で24mmの画角であるXF16mm

このレンズは職場でもとても評判がよく

ここまで歪まない24mmは他にない

と言うほどの評判だったのもあり

一度使ってみたいなー

程度のかるーい気持ちで購入した

 

というのも当時はSONY α7RⅣをメインに

標準、中望遠をCarl zeissのbatis

超広角をFE20mm F1.8 Gという

当時の自分史上、最強の布陣だった

特にFE20mmはかなり良かったので

XF16mmはたまたま良い中古があったから

と、その程度の理由で気軽に購入した

その時の富士フイルムの機材は

動画撮影が目的だったので

静止画撮影はあまり考えてなかった

 

その後軽さと描写と色の良さで

結局メインがX-S10になりつつある頃

GFX50SIIの発売が決定して

SONYは全て下取りに出して幕を閉じた

 

XF16mm F1.4 R WRは評判の通り

周辺が歪まずキチっとした写りで

XF16-55mmでは成し得ない

完璧な描写をしてくれた

今ではとても信頼のおけるレンズ

 

この視野より広い画角のXF16mmは

今までの感覚とは違ったワーキングディスタンスでの撮影が出来た

このレンズへの満足度を1番高めてるのは

寄れるという点だと思う

足元の物がすんなり画角に収まる

近いもの、遠いもの

全てが写るこの画角に不思議な感覚を覚えた

 

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X-S10  XF16mm F1.4 R WR

 

X-S10はファインダーの倍率が低く狭い

そんな小さい穴を覗いてるのに世界が広い

不思議である

そして自由でもあり不自由でもあった

この画角に疑問を持っている間はきっと

なかなか撮影を楽しめないと今では思う

 

興味を持った被写体に対して

ガッツリ寄れる

そしてダイナミックな構図

人間の目では見ることが難しい世界

イメージすることが要求される画角

遥か上空、まるで神になったかのように

世界を見渡せる画角でもあり

小さな虫にでもなったかのように

目の前の物を大きく写せる画角でもある

 

世界は自分次第で姿を変える

この面白さに気付かせてくれたのは

XF16mm F1.4 R WRだった

 

 

寄れる広角レンズは自分の知らない世界も

目の前に広がる世界も記録できる

興味のある方はぜひ踏み入れてみてほしい