koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

X-H2S レビュー

X100Vが出荷されつつあるという

裏情報(?)が出回ってる

 

まことしやかな話だけど

富士フイルムの供給不足は

おそらくしばらく解消されなさそう

 

基本3ヶ月待ちだから

欲しいものあったらすぐ買おうな

 

 

------------------------------

 

 

さて今日の話題「X-H2S レビュー」

 

 

約1ヶ月使用してのレビュー

1ヶ月間とにかく写真も動画も撮って

感じたこと思ったこと

良かった点悪かった点

総まとめ記事にしようと思う

 

文字だらけの記事になるので

覚悟してね

 

f:id:music_to_camera:20230315135605j:image

 

 

X-H2Sの基本スペック等は

FUJIFILM X-H2S | Cameras | 富士フイルム Xシリーズ & GFX

ここを見てね

 

まずユーザーインターフェースに関して

 

ボディの厚みやグリップの形状は見た目の通りガッシリとしていてX-S10の親分みたいな感じ

グリップがややフラット気味で

自分の手だと少し隙間が出来る

その分しっかり握らねばという意識が生まれる

 

バリアングル液晶がX-T4と比べて

出しにくいのは難点

いやもしかしたらこれも自分だけかもしれない

指を入れるスペースがなんか微妙で

開け閉めが面倒だったので液晶を使った撮影は

ほとんどしてない

 

ファインダーはかなり綺麗で

X-H2Sを使った後にX-T4を使うと

ファインダーの見やすさ、綺麗さに

大きな差を感じた

倍率の低いX-Pro3とでは圧倒的な差があった

 

シャッターフィーリングは

X-H1よりもしっかりはしてるけど

X-T4よりは柔らかい

違和感や不快感がなくて

撮ることに集中できた

 

ボタン配置はややクセがあると感じた

サブ液晶横のボタンは自分は地味に押しにくい

と感じたので

大した役割は振らなかった

フォーカスセレクターが普通のボタンになって

不便さがないわけではないけど

自分が撮る被写体や撮影方法では

大きな影響はなかった

瞬発力で言えばセレクターの方がいいけど

確実性を考えるとボタンでもいいかな

露出補正も背面右側のダイヤルでの操作に

慣れてしまえばむしろ楽

硬めに設計されてるのもありがたい

 

CF Expressになったメリットは

動画のバックアップにかかる時間が

従来(X-T4、SDカード)に比べて

1/10程になった

これは思わぬ成果で快適だった

カードリーダーによって転送速度が速くなるものもあるようなので慎重に選んだ方がいいかもしれない

 

続いて性能面

 

オートフォーカス

SONYが作った富士フイルムのカメラ」

のようで

スピードや精度がとても高くなっていた

特にコレを目当てに購入する予定なので

確認出来たのはありがたかった

暗所でのAFや被写体認識の素早さ

これまでの富士フイルムのカメラとは

大きく違う良くなった部分だと思う

この成果がGFXにも反映されたら嬉しい

 

描写と解像感は第4世代で感じた

現実味のあるシャープネスと

ノイズの少ない綺麗な画質

これをブラッシュアップさせた感じ

GFXで感じた無理のない描写に

近いものを感じたのでGFXのサブとしても

十分使っていけそうだと思った

正直GFXでレンズを拡充していくより

Xマウントで増やした方が金額的に

2倍早いのでX-H2Sで状況はかなり変わった

とはいえGFXの方が描写は圧倒的にいい

置き換わることはないと思う

 

ホワイトバランスが変に転ぶことが

少なかったのも良い点

富士フイルムのカメラはたまにおかしな世界観を見せつけてくるけど

(夕陽撮ってたら空が青くなるとか)

そういうのがなかったので安心感がある

 

動画に関して

6.2Kの画質の恩恵を受けられるモニターがない上にまだ編集にも使ってないので不明だけど

ノイズの少なさに関してはセンサーサイズのメリットもあってGFXよりも良かった

インターフェースとしては

S.Sの物理ダイヤルがあった方が楽だとは思うけど設定を作り込めるのでそこまでの不便さはない

撮影環境に応じた事前の設定とその場での判断があれば富士フイルムのどのモデルよりも扱いやすいと思う

基本MFで撮ったのでAFに関しては確認してないけどスチル撮影時のAFを見る限り

これに関してもこれまでで1番いいと思う

 

写真、動画両方含めてバッテリーの持ちは良く

動画は2時間撮りっぱなしでバッテリーは残り40%ほどだった

これはMFだったのもあるとは思う

 

重さ660gを感じることなく1日ぶら下げててもしんどくなることはなかったので

実用性を極めたカメラとしては重くないのだと思う

 

以上が使ってみて感じた部分

 

明日は作例を交えた記事にする予定