今まで1型センサーからラージフォーマットまでを使ってきて、1番描写が気に入ってるのはラージフォーマット
フィルムならばハーフサイズから135mm、6×4.5、6×9を扱ってきた
フィルムも含めて、全ての中で今使っているカメラGFX50SⅡが自分にとって最高のカメラだと言える
解像度が高いとか色再現度がいいとかそれだけではなく、機材としてのトータルバランスがいい
変な言い方だけど
「これだけ金をかけたのだから…」
に対しての見返りがまさにラージ
もちろん「描写」に関しての評価は個人の感想なのでセンサーサイズで善し悪しが決まるわけではないと思う
最高の瞬間に出会うのならば、自分史上最高の機材を手にして巡り合いたい
誰もがそう思うはず
だから必然的にGFX50SⅡで撮る写真が一際好きになるわけでもある
つまるところGFX50SⅡで撮影しておけば間違いないと思わせるだけの実力がこのカメラにはあるのだ
そしてそれはこの被写体をGFXで撮影したらどんな風に写るんだろう…という好奇心をくすぐるカメラでもあると思う
GFX50SⅡ GF100-200mm
みんなの記憶に新しい桜島である
常に噴煙が出ている様子に感動した
まるで生き物じゃないか、と
地球が生きていると感じた瞬間だった
心の中にある言葉にならない感情のまま桜島を撮影した
そこに構図なんてなかった
とにかく撮りたい、この様子を記録したい
と思った
その後Lightroomにバックアップを取って大きい画面で確認した時の事
噴煙がリアリティーありすぎて驚いた
今まで夏に積乱雲とか撮るともくもくとした形は撮れるのだけど、どうもベタッとしてるというか硬そうな雲だなぁ…と感じていた
水蒸気感は皆無だった
だがGFX50SⅡは違った
本当に気体を気体として記録できた
"期待"以上の描写だった
これを経験してから水面や花びら、人の肌や衣類などを積極的に撮りたくなったしライティング組んで良い条件を作り出したら一体どんな写りなんだろうと思うようになった
GFXは新しい世界を見せてくれた
そんな富士フイルムには感謝しかない