スナップの画角という記事でもこのXF18mm F2に触れたが、手に入れるまでの前評判というか周りからのストップが多くて買わないでいた
それを後悔してるという内容の記事である
スナップの画角という記事はこちら
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心の故郷である熊本に向かう飛行機の中
初めての地に向かうということでテンションが上がっていた
機内では見える物全てを記録していたと思う
まるで初めて自分のデジカメを手に入れたあの日のように
このレンズはいわゆる"ガーガーAF"
全群繰り出しのAFである
機内ではさぞかしうるさいのでは…?
と思うかもしれない、正直自分も撮影中に気にした
なのでMFで撮影してた
やはり静かな場所では気負ってしまう程の音ではある
サイズはXF27mmに次いでの大きさ
携帯性が高く、どこにでも持ち出したくなる
その結果、機内での撮影にもこのレンズを選んだ
評判の良くなかった周辺の描写だが
そんなものは周辺を被写界深度外にしてしまえば気にならん!というパワープレイとトリミングでやり過ごしているのでほとんど気にしたことがない
せっかくのF2なのだ、ボケる
いっそボカしてしまえというのも撮り方
X-T1 XF18mm F2 R
35mm換算28mmの画角をX-T1の視野率の高いファインダーで楽しむ
撮影が楽しくなるファインダーはどんなレンズをつけてもテンションが上がる
この画角は多くの何かの中からひとつだけ自分の興味を向けるとたちまち世界はそれだけを見つめるようになってしまう
まるで授業中の教室で好きな人だけを見つめるあの感覚(違うか)
露出補正を使ってアンダーにしてしまえば窓枠から外は一気にトーンダウンする
これで周辺画質のことなんて気にしないで撮影できる
撮影とは、機材とは工夫次第で如何様にもなる可能性を秘めている
それをチャレンジしていくのもまたカメラとの向き合い方
そしてこのXF18mm F2 Rというベテラン10年選手を愛してゆく為の向き合い方だと思う
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あとがき
Twitterに投稿した時のこの写真のタイトル
「I love you in the sky」
は、その昔バンドでライブに出た時の事
その日は人生初のライブで、友達も呼んだのに惨憺たる結果で打ちひしがれていた
その後、ステージ上で気持ちよく
「I love you in the sky」を連呼している彼を見た時、何よりも悔しさが募った
そのせいで記憶にこびりついて離れないのだ
あまりの酷さにメンバーによるすべりまくりの地獄のMC中はステージの床の傷を数えたものである
そんなことも今では良き思い出