koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

余裕のある描写

富士フイルムユーザーの方はRAW現像やレタッチはするのだろうか

自分はGFXの時は必ずRAW現像をしている

理由はTIFFで出力してプリントする為

4切ワイドやA3、もしくはそれ以上の時JPEGではどうしてもディティールの欠如を感じてしまいそれからTIFFにするようにしている

 

今はX-Pro3を日常の撮影に使っているけど、X-Trans Ⅳはプリント時の描写が過去1の美しさなのでこちらも一応RAWを残している

(プリントとX-Transセンサーの世代別所感はまた別の記事で書きたいと思う)

 

さて、主題の余裕のある描写だが

 

これは主にRAW現像の時に感じられる

 

f:id:music_to_camera:20220911131445j:image

 

X-S10 XF90mm

 

先述の通り、X-Trans ⅣのRAWデータを使って現像・レタッチした写真なのだが

LightroomでフィルムシミュレーションのPROVIAをあててから色域毎に色味を調整している

この色域毎の調整の時、圧倒的な情報量に驚いた

 

Nikon Z7D850が出た時も同じような感動があったのだけど、とにかくセンサーが受け取る情報が豊富で、暗闇で撮影したあとシャドウを持ち上げると色が残っていたりする

人間が色を判別できないとこでカメラは色を把握していたのだ

人間の目を超えてしまっていた

そのことに強く感動した記憶がある

 

X-S10はデザインこそ好き嫌いの分かれるものだが、実力は確かだった

それをより確信した瞬間だった

 

JPEG最高画質を目指してスタートした富士フイルムのミラーレスだが、RAWデータにはカメラの実力がギッシリと詰まっている

 

画面にアウトプットするならJPEG最高画質の富士フイルムは少ないプロセスで済むので楽だと思う

 

が、プリントにアウトプットする場合も安心してデータを扱える

そこもまた富士フイルムの魅力