koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

ここ最近仕事で大量のフィルムをスキャンしてるんだけど

どれも大体退色していて黄色い画像ばかりを見てるから目がおかしくなりそうだ…

 

思い出ビジネスなんてどこぞの企業が言ってたけど

色褪せた思い出って本当にビジネスになるんだよな

 

デジタルの場合、褪せるというより失うだろうから

みんなもバックアップは複数箇所にね

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さて今日の話題「夜」

 

夜の街を撮るのは面白いと思う

いろんな人がいろんな目的を持って行動しているのは昼も夜も同じだけど、昼間とはどこか違うのは写真を撮ればどこかリアリズムな要素が強くなるところだと思う

 

以前、夜中の3時ごろに横浜の伊勢佐木町にカメラを持って写真を撮ろうとした時

黒塗りのワゴン車が多すぎてスッとカメラをしまって車を停めてた桜木町に戻った

面白いで済めば良いけど、何よりも安全第一

うっかりまずいものを撮影してしまったら………(伊勢佐木町なら有り得る)

 

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ここは町田

最近出かけなさすぎて町田にスタジオ練習した時にしか外出してないから町田の写真ばかり

自粛生活が明け、夜の町田には若者が溢れかえっていていつぞやの高田馬場状態

そういう様を撮るのはやはりリアリズムに満ちていて楽しい

上の写真はX-Pro3をウエストレベルで構えて撮ってる

しっかりと構えて撮影していたら絡まれるかもしれない

そんなことを思いながらも撮らずにはいられない夜らしい雰囲気だと思った

 

夜、撮るならば手ぶれ補正は欲しいところ

X-Pro3にはボディ内手ぶれ補正は搭載されていないし、XF23mm F2 R WRも手ぶれ補正は非搭載

しかも歩きながらのウエストレベル

ブレないわけがないけど、いやブレてもいいじゃん?って思った

だって夜だし

夜でもブレない、手持ち星撮影も出来ちゃう最新機種たちも魅力ではあるし実際にX-H2Sを持っているから実用性も分かる

ブレてないから良い写真なのかといえばそういうわけでもないし、そもそも良いか悪いかはまず自分が決めてあとは他人が勝手に決めるだけ

 

だからブレててもいいと思う、夜だし

 

最近X-Pro3ばかり使っているので、そろそろX-H2Sも使おうかと思うけど…

果たしてちゃんと使うだろうか…

クラシックネガ

今年撮影したMVがいよいよ完成した

公開までまだ少し準備があるからキリよく9月になったら公開しようかと

もしかしたらそれに関して記事を書くかもしれない

 

積み重ねて成長した様子が音楽と映像で残せる

振り返った時に笑顔になれるような

そんな厚みのある活動に今後もなっていけばいいなと思う

 

9/12にフィルムシミュレーションも新発表になるという噂があって

これはもしやX-Pro4も発表されるのでは…とソワソワしてしまう

X Summit楽しみだね

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さて今日の話題「クラシックネガ」

 

クラシックネガに関する記事も過去に何度か書いてる気がする

それくらいこのクラシックネガには魅力を感じてる

このフィルムシミュレーションがなかったら今もSONYかもしくはNikonを使っていたかもしれない(そのサブでSIGMA fp L かな)

X-S10で出会ったこのクラシックネガは常用してるフィルムシミュレーションで、X-Pro3はカスタム1にしてるしX-H2SとGFX50SIIはカスタム2に登録してる

それほどにクラシックネガの登場は自分にとって大きな存在

 

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X-S10発売からもうすぐ3年

その頃からフィルムで撮るのをやめてる

値段的なものもそうだけど、フィルムで撮るのに疲れてしまったところもある

好きなフィルムが次々販売終了したり、爆発的な値上げ(4倍くらい)

いろんなことが重なってメンドクセ…ってなっちゃったんだよね…

 

たまにフィルムで撮りたくなるけど、そこそこのスペックの64GBのSDカード買える金額で36枚しか撮れないフィルムを買う気にはなれず…

家にあるストックの期限切れフィルムも露光チェック程度にしか使えない質のものばかり

 

ここで過去に撮ったお気に入りのフィルムでの写真を載せておこうかな

 

KODAK Pro image

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AGFA VISTA 200

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FUJIFILM PRO400H

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この頃は使ってる機材ばかり一丁前で今ひとつ惜しいところがある写真が多いけど、振り返ってみて今と比較した結果今の方がいいと思えるのならそれはそれで良いよね

 

ちなみに今も買えるのはPro imageだけ

今日やっと値下げしたけど、いまだに1本¥2,130もするからね…

自分が常用してた¥735に戻って欲しい

 

そんな感じだからクラシックネガの誕生は救世主のように感じたし、クラシックネガ搭載機がしっかりと世に出回ってからのフィルム値上げはとても配慮あるように感じてる

まぁデジタルとフィルムじゃやっぱ得られる画が違うから代わりにはならないのだけど

 

富士フイルムは新製品発表前に出てくる噂はほとんど当たってるからおそらく新しいフィルムシミュレーションが発表されるはず

新しいフィルムシミュレーションは何なんだろう…

きっとまたGFXから搭載されて…って感じだろうし、ブローニーも存在するフィルムだと思うから予想ではfortiaあたりかなぁとは思う

www.itmedia.co.jp

ここ最近ずっとネガフィルムのシミュレーションを増やしてきたしそろそろポジの出番でしょ?

もしかしたら白黒追加でPRESTOとかね

いずれにせよとても楽しみだね

GFX100IIは多分買わない…というか買えるような売価になる気がしないから大人しくGFX100SIIを待とうと思う

慣れ

少しずつ夏が終わってゆく

この季節は割と好き

蚊が多くて嫌なこともあるけど…

 

まだまだ暑い日が続くし

周りではコロナに感染する人も爆発的に増えていて

改めて自身の行動に慎重にならねば

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さて今日の話題「慣れ」

 

35mmの画角に慣れた今思うことという話

 

これまでスナップ撮影ではXF35mm、いわば50mmの画角で撮ることが多かった

イカに50mmのレンズでスナップ写真を撮っていたアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真はあまり知らなくて、フォトマスター検定の試験では必ず名前が出てくるから名前だけは知ってるって感じだったけど、改めて師の写真を見ると魅入ってしまう部分や理解できると思うところがある。

50mmという画角は自分の中ではある種支配的な画角だと思っていて

写したくないものを遮りやすい、自分の見たいものだけ写せるから扱いやすいと思ってる

接写性能も段々と良くなってきていて寄れる50mm単焦点も増えてきた

 

そんな中、慣れていて扱いやすいと思っているレンズではなく不慣れな35mmの画角だけで街撮りを中心にスナップを撮り続けて思ったのは

自分とそれ以外の距離は意外と近かったということだった

フィジカル的な意味でもメンタル的な意味でも、自分は入り込みやすくていい意味で許されやすいのかもしれない

これは自惚れではなくて人としての在り方のような話

(少し壮大な自己分析になってきた)

 

XF23mmを手にいれるに至った経緯をさらっとおさらいしておくと

日常やバンド活動の記録写真をより多く残すために扱いやすい画角とAFスピードを兼ね揃えたレンズが欲しいと思ったから

その時には50mmや40mmの画角では狭いというのが分かっていて、そう思ったきっかけはライブ後の打ち上げに入った中華料理店でバンドメンバーの写真を撮った時に使ったのがXF14mm F2.8 Rでそれが思いの外ちょうどよかったからだった

このちょうどいいというのはトリミングありきでの話なのだけど

人の視覚に対して圧倒的にワイドであるはずのXF14mmは35mm換算で21mm

これがちょうどいいという発見に驚いたのと、これでもちょうどいいということから自分と被写体との距離は近いのだと感じた

日常的に写真を撮る上でX-Pro3が自分にとってベストチョイスなのでこのX-Pro3に合う広角レンズを買おうということになった

そのままXF14mmを使ってもよかったけどこれは自分のものではないので却下

XF16mm F2.8 R WRも考えたけどXF16mm F1.4 R WRを持っていたからなし

XF18mm F2 Rを買い戻すのもうーん…、XF18mm F1.4 R LM WRはサイズ的になし

となるとXF23mm F2 R WRに白羽の矢が立ち、これが購入の経緯

(全然さらっとしてなかった)

ちなみにこのレンズ、購入は2回目

 

購入から約3ヶ月

今ではすっかりこのレンズしか使わなくなっていた

小さく俊敏、絞りのコントロールで描写も選べる

 

この距離感に気づいてから35mmの画角での距離感を掴もうといろんなものを撮った

結果、XF18mmを使っていた時のような28mmの画角のような撮りたいと思った目の前の世界を丸ごと撮れるような扱いやすさを感じられるようになったと思う

 

画角と被写体の距離感、これをうまく掴むことで撮れる写真が変わる

慣れが生み出す程よい距離感の写真

思わず見切れてしまっていた日々の記録をこぼすことなく撮影できる

35mmの画角である必要はないのかもしれないけど、今自分の持つ機材を考えるとXF23mm F2 R WRがベストだった

この発見が今、記録写真を残す上でとてもいい結果になっていると思う

 

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以前であればこういう写真はXF18mm F2 Rで撮ってた

この写真は中央の標識にフォーカスを合わせて人が通過するのを待ってた

街や人の動き、光、パースペクティブ

それらが納まるこの画角が今では心地よい

 

この画角のおかげで新しい発見があった

慣れるまで撮って撮って撮りまくる

そうすることで見えてくるのは自分自身の写真や被写体との向き合い方だった

 

【1年使用レビュー】X-Pro3のある暮らし

またしても仕事が山積みに

考えなきゃいけないことが多い中で

作業することも多い

休みの日を無駄遣いしないよう

程よく力を抜いて取り組みたいところ

 

ライフワークバランス

これが人生で1番大事なバランス感覚だと思う

仕事では成果を産みつつ研鑽を積み

趣味でも自分の美学を磨き

生活ペースもなるべく乱さない

上手くバランス取っていきたいね

 

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さて今日の話題「X-Pro3のある暮らし」

 

タイトルの通り、X-Pro3のある暮らしとはどんなものか

1年使ってみて思ったことやレンズの相性、個人的な使い方も含めてそのお話

 

ちらほらと買取で受け取ることも出てきたものの中古に出れば即売

未だに高い人気が衰えることないX-Pro3

 

自分はノーマルのブラックカラーを使ってる

不満点を先に挙げておくとノーマルのブラックだけトップカバーの「FUJIFUILM X-Pro3」の文字が刻印ではなく印刷なこと

それくらいで、本当に不満の少ないカメラ

(というかカメラに不満言い出したらキリない)

 

2022年9月に購入したから約1年使ってみてのレビュー記事でもあるけど、今更スペックがどうとか細かい部分を嫌味ったらしく書いたりせず1年使った人の感想文として読んで欲しい

 

シリーズ3機目にして可動式液晶になったものの、Hidden LCDというこれまたイカつい仕様になっているのは写真に集中して欲しいというメッセージであり、X-Pro3に興味を持った人ならば一度は見聞きしたことがあるはず

慣れるかなぁ…、面倒くさそう…、という不安の声も聞こえたりしたが慣れるし面倒くさいと思わなくなるから安心して欲しい

なぜならそもそも液晶を開いてまで撮影画像の確認をしなくなるから(自論)

再生ボタンを押してファインダーを覗く

これで確認できるから液晶を開く必要はないし撮れたか不安ならファインダーから目を離さずにもう1枚、しっかりと息を止めてブレないように気をつけたらいい

確実性を求めて使うカメラではないし、そういうのはX-H2Sあたりに求めた方がいい

(事実、ちゃんと撮りたい時はX-H2Sを使ってる)

 

旧アプリであるcamera remoteの時は本当に接続が悪くてわざわざSDカードリーダーを持ち歩いていたくらいだったけど、今のXappは難なく接続できるから快適

この1年の間で通信関係は大幅に改善された

 

ボディ内手ぶれ補正は非搭載

潔いというよりは本来の写真機ってこうだっただろ?ってのを思い出させてくれる

肩幅くらいに足を開きしっかりと脇を締めて構えてシャッターチャンス直前に息を止めてシャッターを切る

大事な瞬間だと思った時、そうやって撮ってきた時代を思い出させてくれる

不便さを楽しむというよりも、大事なことがシンプルだった時のように撮って楽しむカメラだと思う

 

X-Pro3はやはり小型のレンズがよく似合う

最近だとよく付けているのはXF23mm F2 R WRだけど、X-Pro3購入当初はXF27mm F2.8 R WRを常につけていて、近くのコーヒーショップに行く時はこの組み合わせで出かけてた

その後はフォクトレンダーNOKTON 23mm F1.2 をよく使っていた(売却済み)

熊本旅行では常にこのレンズだけで撮影してた

MFでのピント合わせは基本的にピーキングで行っていて、OVF時に出る小窓はほとんど使ったことがない

あとはXF35mm F2 R WRを使うことが多い

XF18mm F2 Rもジャストサイズ、取り回しやカメラ自体の性格上いい組み合わせだと思う

大きなレンズでもX-Pro3はシリーズで1番グリップがしっかりとしているのでメタルハンドグリップをつけなくてもフィルター径のデカい単焦点レンズをつけても取り回しに不快さはない

XF23mm F1.4 Rでもレンズばかりが大きいという印象はなく、むしろバランスいいんじゃないかってくらい

ただXF90mm F2 R LM WRは流石にデカい

使えないわけではないけど似合わない

今後X-Pro3に対して追加する可能性があるとしたらXF16mm F2.8 R WR

広角レンズと気軽に持ち出しやすいX-Pro3のボディサイズはきっと相性がいいはず

 

X-E4やX-S20に比べると大きいとは思うけど

サイズとは違った持ち出したくなる魅力がX-Pro3にはあると思う

X-Pro3使ってる俺…!ってやつかもしれないけど…

それでもいいじゃないか、持ち出して1枚でも撮ればそれだけでカメラの役割は果たしてる

そんな感じでこの1年間で間違いなく持ち出した回数が多いカメラだと思うし、1番多くの写真を記録できたカメラだと思う

X-Pro3だから撮れた写真、X-Pro3だから残せた瞬間というのは自分にとってとても多い

 

ちょっと出かける時や実家に帰る時、ガッツリ撮影に行く時などそのほとんどを時間X-Pro3は側にあって共に過ごしてきたと思う

持ち出していたのがGFX50SIIだったら出すのを躊躇ったりカメラを向けるのを迷ったりする時があったと思うし、それはX-H2Sでも同様

X-Pro3の佇まいはその場に馴染んで撮影を気軽なものにしてくれる

小型でもしっかりと撮れるレンズが多いのも富士フイルムの魅力

小型軽量でも大型高性能でも富士フイルムの魅力は変わらない

その人自身が選んだスタイルで富士フイルムの色も描写も楽しめる

解像度やノイズ耐性等に差はあれど、基本的な部分は世代間で共通なのも魅力

X-S10から始まり、X-E4を経てあえてそれらよりも先に発売していたX-Pro3に逆戻りして辿り着いた自分だけど、どれを使っても静止画に関しては差を感じてないしX-Pro3に満足してる

フィルムシミュレーションの種類は違うけど根本的な部分は同じ

だから迷うけど後悔は少ないんだと思う

X-Pro3で満足しているのは写真撮影においての自分のスタイルとX-Pro3の在り方がマッチしてるんだと思う

 

近年ではカメラを手放して買い替えるのはやめてて、それはきっと満足いくカメラに出会えてるからだと思う

GFX50SIIももうすぐ2年

X-Pro3はまだ1年だけど、可能な限り使い続けたい、このカメラでいろんな写真を撮りたいと思わせてくれる魅力がある

共にあることをとても有意義なものだと思わせてくれるカメラ、それがX-Pro3

 

最後に最近X-Pro3で撮った写真を

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あまりこういう淡い感じの写真は撮らないんだけど、こういうのもいいよねって思わせてくれる肩の力抜ける感じもまたX-Pro3の魅力だと思う

気になってる人は早めに手に入れて使ってみるのをお勧めする

確かに中古は安くはないけど、まだ都内であれば買取も高いしもしかしたらX-Pro2やX-Pro1みたいに中古相場が高騰して買取価格も爆上がりするかもしれない

ぜひ使ってみてほしいカメラ

美学

暑さが和らいできたら

写真展見て、喫茶店行って、夕方に写真撮って

みたいな時間過ごしたい

 

インプットの仕方って

画面から得られるものと紙媒体から得られるものどちらもいいけど違いがあると思ってる

 

展示に至るまでの印刷や展示方法の模索

そういう撮影者の意思が介在した何かに宿るものは画面ではどうしても薄い気がする

 

写真展、やりたいかどうかは別として

見るのは好き

 

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さて今日の話題「美学」

 

 

これは撮影時もそうだけどいざアウトプットする時に

どこをどうこだわるか、というお話

 

美学とは一般的には学問であり、哲学らしい

"美しさに関する独特な考え方や趣味”

とも書いてあった(wiki調べ)

 

何を見せたいのか

何に魅力を感じたのか

何を美学としてるのか

 

それは人それぞれ

そして見る側次第

 

だからこそ写真に対しての"こだわり”は大事にしたいと思う

 

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この写真はノートリミング

写真左下隅の建物の切れ目とその角を合わせる

すると無機質な写真に規律が生まれて油断のない写真になる

決して解像感も高くなければ収差の影響でハイライトは少し滲んでいるので、画として硬くはないのだけどどこか硬さのようなものを感じる

XF23mm F2 R WRだからこそ撮れた不思議なバランスで成り立っている写真だと思う

 

写真展を頻繁にやる方の印刷を仕事上で手伝うことがあるのだけど、その方は特にこの線の出所を意識する

規律ある写真にしたがるそのこだわりを自分はかっこいいと思ってるし、魅力を感じているので手伝う時もその指示に対して特に気をつけるようにしてる

 

優劣をつけるつもりはないけど

しっかりと考えて撮った写真はやはり意味が伝わるしそういう写真は見ていて面白い

 

その人の考えや思い、見てきたもの、知識と経験が見える写真はまるでその人の歴史の一部のようだなと思う(大袈裟か)

 

美学とは、美しさを追求する中で得られた知識や経験、それを大事にしようとする気持ちが育まれたその人自身のセンス

 

今回この記事を書いてそう思った

ノーファインダーの面白さ

気付けばもう8月も下旬

このあと少しずつ蚊が増えてきて

嫌な時期になる

 

夏の何が嫌って

虫がたくさんいるからなんだよな

その中でも1番は蚊

玄関、車、職場に虫除けスプレーを常備するくらい嫌い

 

だからやっぱり冬が好き

 

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さて今日の話題「ノーファインダーの面白さ」

 

ノーファインダー撮影の記事もこれで何度目だろうか

慣れてくるとこれが結構楽しくて

街中だとついつい撮っちゃう

しっかりと構えてファインダーを覗いても撮れる写真なんだろうけど

(特に今は液晶が稼働するから地面に腹ばいになる必要もないし)

 

撮れているかどうかのドキドキ感を楽しめるのが良い

撮れてると嬉しいし、やみつきになってしまうんだよな

 

ストラップを使ってウエストレベルで固定して撮っても良いし

カメラを握って普通に歩いて自分の側面あるものを撮っても良い

次の写真はカメラを握って普通に歩きながらシャッターを切った1枚

 

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このシャッタースピードだと手ぶれは起きにくくなる

これはしっかりと構えてなくても同じらしい

道路標識の文字がピントが合ってないので鮮明ではないものの

読めるレベルで写ってるからおそらくぶれてないはず

 

ノーファインダー撮影の場合、おそらく小さくて目立たないカメラであればあるほどメリットがあるとは思う

X-E4やX-S10、今だとX-S20か

X-T30Ⅱなんかもいいかもしれない

カメラを構えるのが憚られるような場所や場面でも広角レンズと目立たないボディがあれば撮影もできる

(犯罪になる撮影はダメだけどね)

モラルがより求められる時代であってもそれ以前でも、被害者に残る傷というのは謝罪の気持ちや金で解決できるものではないこともある

人心ある撮影を第一にしよう

 

無意識下で撮影できている写真というのは知識も理屈もない

そんなイレギュラーさが魅力だと思う

見方によっては盗撮だと思われてもおかしくはないけど

それはその写真を扱う人次第

常識を持って撮影して扱えば良いと自分は思う

 

もし魅力を感じた人はぜひやってみて欲しい

スナップ

今日は休み

サクッと買い物済ませて

家で編集作業する日にしようと思う

相変わらず暑いし

 

動画も写真もそつなくこなせるようになって

やれることも増えたから楽しくはあるけど

やっぱ時間足りないな…

やらなきゃいけないこと

やりたいこと

バランスよくやるにはどうしても時間が足りない

寝不足や疲労を残したまま作業しても集中できないし…

 

次の休み20日くらい欲しいね

 

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さて今日の話題「スナップ」

 

スナップ、好きすぎるでしょ

って思われてもおかしくないくらいこの話してるな

全てに通ず、とは言わないけど

スナップ撮影をすることで上達するものは結構多いと思う

 

これまでいろんなジャンルの撮影をしてきて

それぞれが点だった

ポートレートポートレートなりの撮り方

風景は風景なりの撮り方

でもスナップの撮り方ってなんだ?

そもそもそれなりの撮り方ってなんだ?ってなった

 

撮り方が決められているものはもちろんある

けど、必ずしも決められた通りでなくてはならないわけではないと思う

そんな曖昧な中で自分なりの写真の撮り方を見つけるのは難しい

なんとなく背景を大きくボカしたり

なんとなく広角レンズを使ったり

なんとなくっていうのが蔓延る間はなかなか自分の写真というのは定まりにくい

 

自分なりの結論としては「どう撮りたいのかが大事」

やはりこれだと思う

スナップでもポートレートでも風景でも

どう撮りたいかのビジョン、それを実現するための方法

これを理解するのが大事だと何度でも書きたい

 

スナップ撮影で自分が理解したことは

光と影で生まれるコントラストで作れる立体感は最強

ということ

これを理解した時、点と点を繋ぐ線が見えた

風景にもポートレートにもいろんな撮影に通ずるのはコレ

これさえ理解すればセンサーサイズや絞り値関係なく立体感のある写真が撮れる

 

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背景ボケの少ない写真でも間接照明が当たったバナナに視線が行きやすい

撮影距離は60cmほど

さすがにこの距離でAPS-CではF2じゃボケ量は稼げない

それでもこれだけ被写体が目立っているのは

光が当たっているところとそうじゃないところの差が生まれているから

こういった写真を撮る時は露出補正をとりあえずマイナス2ぐらいにする

そこから少しずつ上げて調整する

測光方法を中央重点にすればその手間もなくなる可能性はあるけど

露出補正を操作する方が富士フイルムのカメラの場合は楽で早い

 

ボケ量にだけ頼った写真はそれのみに目線が行きやすいけど

状況説明ができず伝わりにくいこともある

ピントが合ってない部分にもしっかりと意味はある

センサーサイズとF値の小さい明るいレンズに頼った写真を撮っていては

それに気付けないままでいることが多い

 

もちろんどんな写真を撮るかは人それぞれだし

これはあくまで自論

この文章から受け取れるものが何かあれば幸い

価値観は人それぞれ、好きに撮るのが一番良い

 

好きに撮って好きだと思える写真をたくさん残す

 

これが大事なことだと、今の自分はそう思う