2本のXF23mm【ゆるく比較】
雨ばかりでイヤになるねぇ…
洗濯物の部屋干しが増えて気が滅入る
うちは除湿機で乾燥しているんだけど
菌による部屋干しの匂いがしにくいので
除湿機の貢献度の高さに感動してる
これが終わると本格的に夏…
夏は苦手だ…
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さて今日の話題
「2本のXF23mm【ゆるく比較】」
ここ数日同じレンズの話ばかりで飽きてるかもしれないけど
XF23mmどちらもとても気に入ってるので
今日はその2本の比較のお話
先日購入した
XF23mm F1.4 RとXF23mm F2 R WR
この2本の23mm、焦点距離は同じでも全く方向性の違うレンズだった
スペックの詳細はここを見て欲しい
実際に使い比べて見えた各レンズの本当のメリットとスペックシートからは分からないことがあったのでそれについて書こうと思う
この2本で圧倒的に違うこと、それは「サイズ感」
当たり前じゃん、何言ってんの?って感じだけどこれがXF23mm F2 R WRの最大のメリットだと思う
180gと軽量で絞りもF2.8ではなくF2
カメラを気軽に持ち出そうと思った時
大事なのはボディではなくレンズ
いかに小さくて可能な限り高性能か
それがカメラに対して小型軽量を求める上で1番大事な点だと思う
結局のところ写りはレンズによるのだから
ではXF23mm F1.4 Rの最大のメリットは何だろう…
このレンズ使うと分かるけど良すぎて写真を撮る上では大した不満はない
その中でも自分が感動しているのは
絞り開放からの解像度の高さ
そして湾曲の少なさ
この2つはXF23mm F2 R WRにはないスペック
X-Pro3 XF23mm F2 R WR
X-Pro3 XF23mm F1.4 R
どの写真も絞り開放
1枚目だけ描写が甘く、他はクリアで抜けがいい描写とでもいうのだろうか
同じサイズではないけど1枚目と2枚目はそれぞれ印画紙にプリントしたけど
XF23mm F1.4 Rで撮影した2枚目は圧倒的に解像感があって現代的な描写だと感じた
しかしながらみんなが解像度の高さを求めているわけではなく
解像し過ぎないようオールドレンズを選ぶ人や理屈で解像度が低い一眼レフを使う人もいる
あえて収差が多いレンズを好んで使う人もいるのだ
好みの描写で選べるというのが富士フイルムの良いところ
最近はとにかく解像度が高くて収差が抑制されていて…と分かりやすく目に留まりやすい文句で購買意欲を高めようとする傾向があると感じていて
スペックやグラフではなく、描写でレンズを選んでいる人たちにとっては少し疎外感があるというか置いてけぼりにされている感じがあるような気がしてしまう
まぁ各々が好きな描写で撮れるレンズを好きに使えばいいだけのことだからこれ以上とやかく言うつもりはないけど
自分が使ってみた所
XF23mm F1.4 Rは
- 隅までしっかりと解像して欲しい
- 絞り開放でも解像度高い方が好き
- マニュアルフォーカスもそこそこ使う
- 湾曲収差を気にしてしまう
- 綺麗なボケも求める
という人におすすめ
すでに終売しているレンズなので手に入れるには中古になるけど
最近何故か中古相場が上がりつつあるので
お金に余裕のある人はXF23mm F1.4 R LM WRを買う方がいいかもしれない
デザインが好みというならば新しい方を買わなくても
解像度は十分高いと思うのでそこは心配しなくてもいいと思う
(GFX使ってる自分が見てもしっかりと解像している)
XF23mm F2 R WRは
- 小型軽量がいい
- AFが速い方がいい
- 防塵防滴にこだわる
- 基本絞って撮る
- 解像度だけを求めてるわけではない
という人におすすめ
こちらも中古相場がまた上がり始めているので正直今なら新品買った方がいい
正直描写は眠いのでそういうのが好きな人にはおすすめできるけど
例えばXF18-55mm使ってて解像度の高い単焦点レンズというのが欲しい!
という単焦点最初の1本にはおすすめできない
XF56mm F1.2 Rみたいな絞り開放から解像度MAX!みたいなレンズと対で持つならば価値が見出せるかもしれない
しかしながら絞れば解像度はむしろかなり高いので絞って撮る人には小型軽量だしWRだしでかなりおすすめできる
どちらも特徴のあるレンズで、ここまで巧みに作り分けることができるものかと
改めて富士フイルムの技術力には驚く
撮影者のことをしっかりと考えて作ってるんだなぁと感じる
どちらもいいレンズなので気になる人はぜひ使ってみてほしい
そしてこの記事が購入検討している人の参考になればと思う