縦位置構図にハマる
一時期狂ったように縦位置構図にハマっていた時期があった
とりあえず縦位置
一応横位置でも撮る、みたいな
Twitterが縦位置対応したからとかでもなく、なぜか縦位置にハマった時期があった
今となっては別にそうでもなく、被写体にとって都合の良い方をあれこれ試行錯誤してみたりする
そこにはこだわりというよりむしろちゃんと撮りたいという気持ちと、何か自分の中で正解のようなものを見つけたいという気持ちが混ざった結果だと思う
目の前の被写体と自分
その時その場はそれとそれ以外
縦位置構図はそこで繰り広げられる被写体との1対1の攻防のひとつの形なのだろう
X-T1 XF35mm WR
この組み合わせで持ち出すことが多かった昨年の秋から今夏
ここ最近で1番シャッターを切った組み合わせかもしれない
AFが速くてテンポ良い撮影が出来るのが魅力
この頃すでにGFXを持っていたので3:2の比率は扱いづらさがあった
やけに長い、やけに広い
そう感じながらシャッターを切った記憶がある
そこには自分への挑戦
迷っている自分から何か新しいものが生まれるかもしれないという期待があった
このレンズはX-TransⅡのセンサーにはどこか硬すぎる気がする
甘さとも言える柔軟さにはミスマッチな描写だと思っていた
いつからかこの組み合わせがクセになるようになっていた
新しいものを模索していく好奇心を揺さぶるには良い機材だった
きっとそれもあって縦位置構図を頻繁に使っていたのかもしれない
そんなひとときのお話