絞り
こうも暑いと用事でもない限り出かけようという気にならない
やることが山積みなのでくたばってる暇もないし
今年は山中湖の紅葉祭りに行くか迷うところではある
ほぼ毎年行ってるのでもう飽きているのもあるし
去年、あまり撮れ高が良くなかったのもあって
別の場所を探そうかとも考えてる
河口湖は激混みするから好きじゃないしなぁ
いいとこないかな
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さて今日の話題「絞り」
写真を撮る上で避けては通れない絞り
今日はその絞りのお話
富士フイルムユーザーで絞りリングを操作したことがない
という人も一定数いるかとは思うけど
そんな人たちでも撮影中、必ず関係がある絞り
露出を決める上で大事な要素のひとつ
ボケを求めて、解像度を求めて、受光量を増やす為
そしてノイズをなるべく出さない為
絞りは撮影のいろんな場面で重要な要素
この絞りに対しての理解が深まればより一層撮影は楽しくなるし
より一層、撮影は深みをまして難しくもなる
でも今は少し事情が違う場合もある
ここ数年で発売されるレンズは基本的に絞り開放から解像度が高い
そして絞り開放から解像しない、少し収差が残っているレンズは描写にクセのあるレンズというプロモーションがされるようになったと感じてる
制約→クセ
になったおかげでボケと解像度を切り離して考えられるようになった
他社のレンズの話になるけど
キヤノンにはEF 50mm F1.2 L USMというレンズがある(2006年発売)
AFにとても難のあるレンズだったけど
絞り開放の描写は驚く程収差があって
XF35mm F1.4 Rも驚きのふんわり描写
メーカーで1番高い技術で作られた50mmの単焦点でも絞り開放はこんなに滲むのかぁ
と思ったものだった
後にキヤノンは収差を利用したポートレート向けレンズEF85mm F1.4 L IS USMというのを発売していて、あれは未だに人気のある銘玉だと思う(2017年発売)
表現のひとつとしてボケと解像度をとても高い次元で両立させるのもアリ
もしくは絞り開放で収差を利用してふんわりとさせるのも表現のひとつとしてアリ
そういう選び方になったからこそ
よりレンズ選びが楽しくもあり大変になったとも思ってる
XF23mm F1.4 Rは収差に対して適度な抑制がなされていると思う
不自然なカリカリ描写でもなければ
時代遅れな眠さもない
周辺まで違和感なく均等に近い描写をしてくれるので
安心して絞り開放でも撮れる(上の写真は絞りリング触ったのかF1.6)
絞りリングが軽いのが少し扱いやすさに難ありといったところか
これもまた未だに人気で買取が少ない、または未だに買取があるという状況
年に1本買取があるかないかだけど
中古相場は一時的に5万円前後まで下落して、自分もその時に購入した
今は少し上昇してる
お得意様とも話して同意見だったのが
「今フジは中古買わないで新品買った方がいいよね」
まさしくこれである
お互い機材沼をマイペースに何年も泳いできただけあって意見が一致した
(我々は互いを互いに“病気”だと冗談で罵り合ってる)
今フジの機材を中古で買うのはとても難しい
中古が売れてもメーカーに直接的な利益はないし
それならばいかに安く買うかを追求したい
絞りは平等だと思う
シャッタースピードは機種によって最高速が違うし
ISO感度もノイズに対する価値観が機材によって違うものもある
でも絞りはセンサーサイズによって結果が変わる場合もあるけど基本的に平等だと思う
値段が高いからと言って高価なF1.4のレンズは他のF1.4より被写界深度が浅くなることはない
なので絞りに対する理解を深めればセンサーサイズ関係なく撮り方の工夫次第でどうにかなるし、逆に理解してなければどのセンサーサイズのカメラを使っても結果は大して変わらないと思う
自身もまだ絞りに対する理解を深める余地はたくさんあると思う
もしまた深まった部分があれば記事にしたい