koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

レンズ購入を検討する時に必ずチェックする事

こんな話もちょくちょくしているような気もするけど、改めてすると新しい発見がある……かもしれない

 

例えば今度発売されるXF30mm Macroは自分から見て買いなのか…

何故NOKTON 23mm F1.2は買って35mm F1.2は買わないのか…

などなど

 

各メーカーの狙いや設計思想に基づいたスペックが自分に刺さるかどうか、ということだと思う

もちろんなんとなーく欲しくて買ったら良かったっていうものもあるとは思う

XF35mm F2 R WRがソレ

X-Pro3に付けたらカッコいいよね、カタログの表紙通りになるし!って理由だけでまだX-Pro3を手に入れてないのに先にレンズを中古を購入

X-T1で使ってみたら意外と良くて、メリットとデメリットとのバランス感が丁度いいと思う

(それに関しては別記事で)

XF35mm F1.4 R持ってるにも関わらず、同じ画角のレンズを買っちゃってるけどじっくり使ってみると描写に違いがあって気分で使い分けっていうのもアリだと思う

 

自分がレンズを購入検討する時、必ずチェックするのは

最短焦点距離

もちろんサイズ重量フィルター径等々仕事でも必要な知識なので満遍なく見るけど

特に見るのが最短焦点距離

絞り優先で撮影する自分にとってはF値と同じくらいかそれよりももっと重要なことかもしれない

 

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GFX50SⅡ  GF63mm F2.8 R WR

 

連日のGF63mm、やはり出番が多い

このレンズの最短焦点距離50cm

35mm換算でおよそ50mmの焦点距離最短焦点距離が50cmというのはまるでオールドレンズのようなスペック

でもこのレンズを重宝しているのはそのデメリットのような点を気にしないで使えるくらいのボケの美しさがある

またボケの話かよって思うかもしれないが、寄れてボケが綺麗ならばそれはとても魅力的なことだと思う

50cmはテーブルフォトでは少し苦労する距離だし、ポートレートでバストアップの時にギリギリくらいの距離だと思うが、それでも出る画が綺麗なら満足できる

 

もしこれが65cmとか70cmとかなら買わない

GF80mm最短70cm、これも自分の尺度ではギリギリ使用できる距離感だと思う

 

つまり被写界深度のコントロールをする手段なのだ

寄れないがボケるという限界のあるレンズではどうしてももう一歩踏み込んだ表現が出来ない

(これは内田ユキオさんの受け売りだが…)

それはXF56mm F1.2 Rのようなレンズのことを言うが、あのレンズで抱えていたストレスを解消してくれたのがXF90mm

今となってはXF56mm F1.2 R WR最短焦点距離50cmになったのでより画角の好みで選びやすくなったと思う

 

この話は被写体や撮影スタイルで考え方が変わるので万人に向けた話ではない

自分にとってレンズ選びとはいかにその場でより自由に表現できるか

まさに撮影はライブ

その時の心情を出してこそ、自分の写真は生きる

レンズ選びの時点で撮影内容が定まってしまうのならばより自由により心のままに撮れる方がいい

それが自分にとっては最短焦点距離によって左右される

とても大事なスペックだと思う