koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

光を読む

今日は新たに手に入れた(両方買うの2回目)

XF23mm F1.4 RとXF23mm F2 R WR

そしてその他諸々を持ち出して都内散策

スタートは白河清澄

ゴールは六本木

 

東京ミッドタウンにある富士フイルムスクエアでボス猫ケンジの展示見て

fujifilmsquare.jp

 

その近くでいつものラーメンを食べてフィニッシュ

 

そんな週明け、月曜日

 

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さて今日の話題「光を読む」

 

なんかカッコいい事言ってるけど

シンプルな話、太陽(光源)の位置を把握しながら撮影をするという話

 

先日の記事に書いたボケ量のコントロールによる背景の取り入れ方のこともそうだけど

撮影中に意識している部分というのは多くはないけどひとつではない

それが光源の位置、被写体への光の当たり方

特にスナップでは被写体になり得るようなモノが都合よく良い光に照らされているとつい撮りたくなってしまう

仮にそれがあまり撮らないような被写体だったとしても

 

f:id:music_to_camera:20230605081025j:image

 

X-H2S XF35mm F1.4 R

 

kenkoのブラックミストNo.5を付けての撮影

 

自分はあまり花を撮らない

 

理由はさておき、このように良い感じの西陽を浴びて浮かび上がっていた被写体は本能的に撮りたくなる

 

あくまで自論だけど

花は花びらの輪郭がなるべくハッキリしている方が写真としては好ましいと思ってる

それは花に限らずその被写体の魅力を感じる部分を一番魅力的に撮るということなのだけど

あまりよく知らないが花によって花びらの形が違うというのは不思議だなぁと思っていて、その花びらの形が違うということに魅力を感じている、ということ

 

天気の良い日に彩度の低い花を撮るのは難しい

輝度が高いと白い花などは輪郭や膨らみ、その形がのっぺりしてしまいがちでまるでその被写体のシルエットを撮っているみたいになってしまう

群生している花などは特に難しいと思ってる

 

XF35mm F1.4 Rの絞り開放での柔らかくも繊細な描写も相まって

輪郭は細やかに描写しつつも花の柔らかさを表現できていて

それをブラックミストが手伝っている

 

参考程度に書いておくとこの時のカメラの設定は(基本絞り優先での撮影)

絞りF1.4 S.S1/5,800 ISO160 -2.3ev

露出補正をマイナスに大きく振ってどアンダーにしてる

そうすることで光を浴びた花だけが浮かび上がっているように撮れる

この時、AFして測光させてカメラに露出を決めさせてから露出補正ダイヤルを操作する方がいい

 

偉そうに語っているけど

たまたま背景の処理がシンプルで条件のいい光が差し込んでいただけで

多くを語れるほど花を撮ってきていないし、何ならこの花の名前は知らない

それでも撮りたいように撮れたのはイメージしているからだと思う

 

撮る前にイメージしてそれをなるべく純粋に形にする

 

そのためにも光源の位置や状態は写真撮影において重要だと思う

良い光を見たら撮りたくなる

これは写真撮影にどハマりした人の本能

光を読む、とは何も凄くないし偉くない

ただのクセのようなものだと、そう思う