フォトブック
これまで撮ってきた写真にいったいどれだけお気に入りの写真があるだろう
撮ったことすら忘れてしまう写真もある中で強烈に記憶に残る写真
いくら眺めても飽きない写真
他人から褒められることが多い写真
きっと他にもあるお気に入りになる理由
それが多岐に渡るほど、きっと心は豊かになるね
もっと文化的活動に理解とゆとりのある人が増えるといいなと思うこともあるけど
とりあえずは写真撮れることに幸せを感じていたい
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さて今日の話題「フォトブック」
これは先日から何度も何度もしつこく話題にしてるGFX50SⅡで撮った写真のみで作ったフォトブックのこと
そもそもフォトブックを作るきっかけはGFX50SⅡで撮った写真をプリントしたら今までにはない感動があったから
それは解像度の高さもあれば色表現の豊かさもあるし、でもなにより曖昧な部分をあくまで自然に曖昧に出来たり違和感のない描写がプリントにそのまま出せたからだと思う
センサーサイズの恩恵が大いにあるとは思う
それだけではなくGFレンズの実力もとても大きい
他のレンズの話になるけど、本来収差があって然るべき大口径単焦点レンズでも周辺まで絞り開放でかなり高い解像度で撮影できる
周辺ですら解像度が高いのだから中央部はもはや異次元
別の言い方をすれば撮影の自由度が高い、諦めていたことを諦めなくて良くなる
写真やカメラに対する期待が自分の中での上限を遥かに超えてくれた
プリントする楽しさをアップデートしてくれた
さて、富士フイルムのフォトブックといえば
イヤーアルバムやフォトブックハードカバー、フォトブックリングやフォトジンがある
今回自分がフォトブック制作で選んだサービスはフォトブックハードカバー
このフォトブックハードカバーはかなり昔からあるサービス
長期間の保存に適していて貴重な写真や大事な写真を形にして残すのにぴったり
制作する上でDPE店の注文機から注文するか、自宅やコンビニ、近隣のDPE店での受け取りができるWEB注文がある
店頭注文機では写真を入れるレイアウトの自由度が低いので、こだわって作りたい人はWEB注文するか見開き1ページのデータを作ることで自由にデザインできる
見開き1ページを作るときは注文サイズの倍のサイズでデータを作れば良いのだがその際解像度を300dpi〜400dpiで作ることを忘れずに
普通に写真を撮っている人だとdpiという言葉は馴染みがなかったり意識する必要がないかもしれない
これはプリントする時に必要な数字
名刺はあのサイズでも400dpiほどでデータを作ることが多い
Lightroomで現像しPhotoshopでレタッチや印刷用データを作った
それをフォトブックハードカバーに使われている用紙に近いラスター紙で色調、明度の確認の為にLサイズでプリント
その結果を見ながら再度調整して…
という流れで制作した
X-T4 XF35mm F1.4 R
この表紙の写真はこれまでの撮影技術を詰め込んだ1枚
これまでいろんなジャンルの撮影をして、いろんな被写体を撮ってきた
まだまだチャレンジしたことのない撮影もたくさんある
フォトブックのタイトルは「The ONE」にした
初めての1冊というONE、GFX50SIIと共に撮影したこの1年のONE
このフォトブック制作を終え、納品されて何度も開いて眺めて
とても満足したし自己肯定感も満たせた
画面だけでは感じることができない、印刷された自分の写真たち
その重みやページを捲るときの紙の手触り
その全てが自分を満たしてくれる
ただただ撮影しているだけだといつしか飽きてしまったり…
フォトブックを作ることで撮影に対する意識が変わるし
より一層自分の写真を好きになれる
写真を楽しむ方法として改めて印刷すること、フォトブックを作ること
形にしてみることをオススメする