腹の調子が悪くなかなか寝付けない午前3時
つらつらと記事更新中
こういう時の方が意外と言葉って出てくる
痛みを忘れる為に他のことに集中しようとしてるからなのか…
ともかく早く腹痛おさまってくれ
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さて今日の話題「対応力は写真力」
なんとも胡散臭いタイトル
まず前提として偉そうなことを言う為の記事ではないのでご安心を
過去記事でも幾度と触れている熊本県のこと
大分麦焼酎 二階堂のCMにも登場するスポット
長部田海庄路を撮影した時のこと
GFX50SⅡ GF100-200mm
天候は晴天、風もほぼない
撮影中JKが映えを狙ってカメラを構えてる人々の前に躍り出てはしゃぎ倒す事案があったが…
(隣で撮影してた女性が小声でずっと悪態ついててて笑い堪えるの大変だった)
その時刻よりは数十分後の写真
まだ空が青い日没2時間前からスタンバイ
今日完璧すぎる…!と気合いが入った
幼い頃観たテレビCMのあの場所に今自分の意思で(自分の金で)辿り着いたんだ…
と、しみじみしていた日没前
アクシデントが発生した
路面を照らす灯りがLEDだった
あれ…、あれ?
オカシイ…電球じゃない…⁉︎
時代は変わった
自分も歳をとったんだなぁとこんなことで思い知らされた
時代はLED、大して明るくなくて寿命の短い電球なんて非効率
たしかにそうだよなぁ…
ただLEDでは情緒も何もない
20年くらい前はまだLEDなんて普及してなかった
今ではLEDじゃない方が珍しい
LEDの強い光はどうしても色被りと僅かなゴーストを生んでしまっていた
狼狽えた
こんなことで憧れを、ここまできた気持ちと交通費を無駄にしたくない!!
という強い意志が自分を覚醒させた
カバンからフィルターを取り出して装着
まず色被りを防ぐ為にケンコートキナーから発売されているSTARRY NIGHT
そして点光源だったLEDを少しでも雰囲気良くする為に星景撮影用に購入した同じくケンコートキナーから発売されているプロソフトンクリアを装置
GF100-200mmのフィルター径は67mm
普段星景撮影に使ってるのはフィルター径が62mmのGF35-70mmだったが
この日はXF16mm F1.4 R WRも持ってきていたので67mm径のフィルターも持っていた
そもそも67mm径のものはSONY FE20mm F1.8 Gの時に購入したものでたまたま持ってきてただけなんだけど
それでもこのたまたまのおかげで何とか記憶と理想を形にすることが出来た
STARRY NIGHTは名前が先行して星景撮影用フィルターという認識が強いが、街のライトが原因の色被り(緑色っぽい光)を抑える効果がある
なので夜景撮影にも効果的
プロソフトンクリアは光量の強い点光源の光のみを滲ませることができるフィルターで、それ以外はほぼシャープネスが落ちないようになっている
この組み合わせ、効果を理解していたからこその咄嗟の判断
これが偉そうなタイトル「対応力は写真力」の全貌
どちらのフィルターが欠けても撮れなかった1枚だからこそ、人生最高の1枚
自分の写真人生(まだ数年だけど)の知識と経験を活かした写真
フィルターも奥が深い
そんなことを改めて思った1枚だった