koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

X-Pro3

いきなりだけど「物欲」の強さを測ることができたら測ってみたい?

 

自分の生活はこの「物欲」がほぼ全てにおいて原動力になっていて

仕事をする理由はもうコレしかない

物欲を満たす為に金を稼ぎ、数あるものからなるべく自分の物欲を満たせるものを選ぶ

 

だから自分の物欲を測ったら世界トップランカーになれる自信がある

こんなことで誇っても仕方ないんだけど…

 

ただそれもとある1台のカメラを買ってからは事情が変わった

 

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さて今日の話題「X-Pro3

自分はこのカメラに辿り着くまでにたくさん遠回りをしたと思う

そしてX-Pro3を手に入れた今、他のボディを欲しくなるという現象が起きなくなった

 

もちろんX-T5は欲しい

けど、そこまでの物欲が湧かないんだよね

それもこれもGFX50SIIがあるからだと思うんだけど

ノスタルジックネガにも新鮮味は感じてないし、ピクセルシフトマルチショットも同様

6Kにも撮影の仕方から現状使い道を感じてない(FHDでも5インチ程度の画面なら十分)

 

X-T5道具としての完成度も高いし、カメラとしての魅力も満ち溢れている

それは分かるけど、きっとX-Pro4までAPS-Cを買うことはないと思う

 

ではX-Pro3の何が一体そこまでそうさせるのか…

 

9月に購入してから3ヶ月使用してのレビューも併せてX-Pro3の魅力を語ろうと思う

ガチレビューなのでとても長くなるから時間のある時にどうぞ

 

  1. 今の自分をX-Pro3が満たしてくれる部分

    所有欲
    まずコレでしょ
    もちろんカメラとしての性能も高いデザインという魅力を無視しても実用的
    AF速いし、ファインダーも狭いと感じることはない
    X-TransⅣの描写もあって満足度はとても高い
    でもそこにいつまでも眺めていられるほどの格好良さがある
    これってとても大事だと思う
    カメラをアクセサリー感覚でぶら下げてる人もいるらしいが、それでも持ち出せてる時点で持ち出されないカメラよりは良い
    シャッターを切ってこそのカメラだし
    X-Pro3を使ってる自分かっこいい」これでいいと思う
    それで持ち出して1枚でも写真を撮ればそれだけでいい

    ・スナップ機としての魅力
    スナップ撮影において大事なことは何か
    と語れるほど自分はスナップ撮影に特化してないけど
    その場に埋もれることができるというシンプルさがX-Pro3にはある
    デザインの話にもなるけど、例えばレンズをXF35mm F1.4 R
    ボディをX-Pro3X-H2で使い分けてスナップを撮ってたらやはりX-H2の方が目立つと思う
    それはカメラをよく知らない人から見たらX-H2ガチなカメラX-Pro3レトロなおしゃれカメラという印象を与えることが多いからだと思う
    歩行者の残像を入れたいのにカメラを意識してしゃがんでフレームアウトされたりすると狙っていた画にはならない
    場に溶け込んで狙った画を撮るという点ではX-Pro3は優れていると思う
    もちろんそれでいうとX-E4もとても良い
    ただX-E4にはない性能的魅力がX-Pro3にはある

    ・FHD動画60分連続撮影
    関税の関係で30分以上の動画撮影ができるカメラはビデオカメラとしての税率になるという制約があったから当時それまではPanasonicのGH5を除くほぼ全てのカメラが動画は29分59秒までしか撮影できない仕様になっていた
    その関税に関する記事はこちらがとてもわかりやすい

    av.watch.impress.co.jp


    その関税の制約がなくなった2019年2月以降に発売されたX-T4が何故か30分までしか撮れないが、2019年11月28日に発売されたX-Pro3FHDならば60分動画撮影ができる
    (放熱処理の問題ならばそれこそX-Pro3は苦手そうな気もするが…)
    実際、X-Pro3長回しするとボディはかなり熱くなるので心配な部分はある
    その点から考えるとX-E4X-S1030分までなのは頷ける  
    XシリーズではX-H2Sが出るまでこのX-Pro3連続動画撮影時間が一番長かった
    X-Pro3で動画なんて…これがみんなの共通認識で良いと思う
    使ってみて初めて分かったことだけど、ドライブモードを動画にするとX-Pro3はQメニューを開くことができない
    フィルムシミュレーションを変えたくてもメニューから入るしかない
    これは不便ではあるけど、基本的には三脚で固定したフィックスという状態でバンド活動の様子を長回しするだけなので大した問題とは感じてない
    むしろボディサイズと重量を考えると持ち出しやすい長回し用動画機なのだ


  2. X-Pro3に足りない部分

    正直、特にない
    こうだったらいいなってのはあるけど、なんでこれがないんだ!って機能はないなってくらい詰め込まれたカメラだと思う
    米国で話題になった液晶問題もあったがHidden液晶だったからローアングル撮りやすいってのもあるから液晶固定に関しては否定派
    他の部材では実現しなかったボディサイズだというなら仕方ないと思うし、あのデザインを100%のものにする為にバリアングルにしなかったというなら納得できる(バリアングルは液晶稼働部分が少しでっぱる)
    あえてこうなったらいいなっていう点を挙げるならばノーマルのブラックも軍幹部ロゴを刻印にして欲しかったかな
    (DRブラック、シルバーは刻印)


  3. もしX-Pro3がなければどれを買う?

    X-T5一択
    あれほんと良いカメラ、まじで欲しい←

        

大変長くなったがX-Pro3は語るにはとても大振りなカメラなのだ
職場の話にはなるがつい昨日も注文をもらったので欲しい人、購入検討してる人は今からでも遅くはないと思う

 

X-Pro3が手元にあるこの3ヶ月気持ちが満たされているし、日常の記録からガッツリとした撮影GFX50SIIでの撮影のサブとしても不満はない

とても完成されたカメラだと思う

 

この記事を書いていてX-Pro3が満たしてくれるものの大きさを改めて実感した

大事に使っていこうと思った

 

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