昨今のレンズは本当によく作られてると思う
企業努力を感じるし、便利になった
「間違い」の少ない機材は「快適さ」を保証してくれる
快適にシャッターを切れて、快適に仕上がりを追求できて……
快適は金で買える
ただし描写が関わると何でも金を積めばいいというわけでもなく、好みがある
時代はどんどんハイレベル・ハイスペックをなるべく小型軽量な形にしていこうとする
その中にはきっと捨てられてしまうものもあるはずだと思う
それは仕方のない部分もあるとは思う
だからXF33mmがXF35mmF1.4と併売されてる富士フイルムは撮影者の数だけ有るであろう良い描写に寄り添ってるメーカーだと思う
工学設計の良さが必ずしも誰もが頷く良い描写になるわけではない
それが富士フイルムというメーカーのレンズ選びが楽しい所以だと思う
X-T1 XF18mm F2 R
先日の記事「XF18mm F2 Rのこと」
https://koyuki-fujifilm.hatenablog.com/entry/20221029/1667018607
の写真と同じ日に撮影した離陸前の1枚
早朝の便なのと冬だったのもあり真横からの陽光
先日の記事の通りマニュアルフォーカスで撮影した
光を柔らかくしたいのもあり絞りは開放のF2
ふんわりとした朝陽が機内を包むかのような柔らかさになった
逆光にはあまり強いともいえないXF18mm F2
オールドレンズは大げさだけど、フレアの出方やそれに伴う画質の低下具合はそれに近いものがある
自分はこの描写を気に入っている
それはこのXF18mmF2がこのサイズ、この使い勝手、この価格なのも含めて色んな面で気に入っている
以前であればXF16mm F1.4を使ってただろうし、それこそこの画角が必須ならばXF18mmWRを買っていたと思う
今はGFXがあるからXマウントを真の意味で機動性を求めて使うようになれたと思う
その面から考えるとXF18mm F2はちょうどいいのかもしれない
そのちょうど良さというのがきっと描写の話にも通ずるものがあると思う
各々が求めるものを叶える機材が最高の機材
そう思うからこそXマウントは楽しい
そしてXマウントはその描写を追求するにはとてもちょうど良いのだと思う