koyuki. FUJIFILM Log

富士フイルムのカメラとレンズの感想文みたいなブログ

購入検討記事

koyuki.です。

 

ご無沙汰しております。

依然として忙しくさせてもらっております。

ほんと、もうね、息つく暇もないくらい忙しいです。

前職の時みたいに暇人に戻りたいと思わなくもないですが、選んだ道なので後悔はしてないし戻りたいと思うことは少ないです。

 

今日は何かを買おうかと検討しているお話。

 

まず最初に話しておくと

半年以内に買うつもりは絶対にない」です。

 

引っ越し、家電新調、結婚式費用の工面…

 

今年はマジで金ないです。

今年我慢するために114万円のカメラ買ったので大人しくしてます…が、しかし!!!

 

妄想するだけはタダなので!!!

 

妄想した結果をここに書き散らしておこうかと思います。

 

さて、今回koyuki.が購入検討しているカメラは

 

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画像だけで判断つくひとはさすがです!

この不遇なカメラをご存知な方は、古参とは言えないでしょうけど、割とガチなXマウントファンだとは思います。

ちなみにこのカメラが発売された時、私はX-T2やレッドバッジレンズを手放し富士フイルムを離れキヤノンユーザーでした。

 

このカメラは

FUJIFILM X-H1ですね!

 

軍幹部のダイヤルとレリーズボタンの形状、肩のサブ液晶、ファインダーの形状でX-H1ということがわかるかと思います。

 

なんで今更X-H1なのか…それは

コスパの良さ

・エテルナ以降のフィルムシミュレーション不要

・まだ修理対応可能

このあたりですかねぇ…

ひとつずつ解説していきますが、この解説で現在私がカメラに求めているものが浮かび上がってくるかと思います。

 

◼️コスパの良さ

こちらは色んな方が力説しており、BORN SURE Blogさんでも触れていたかと思われます。(違ってたらすいません)

まず現状、富士フイルムのカメラは手に入れるハードルが高くその中で機能や満足度を求めるとどうしてもコストは上がります。

そして前提として私はGFX100IIを使っているのでサブ機に高画質と最新のフィルムシミュレーションは求めてないです。

X-H1は変動することはあるものの大体10万円を切っており、その価格帯でIBIS搭載しているのが魅力だと思います。

そして動画撮影おいて私が重宝しているエテルナ搭載(エテルナ初搭載機種)

S.Sはメカシャッターで1/8000に対応しているし、操作感は現行のX-TシリーズとX-Hの複合機のようなもので動画撮る私からすると魅力的なカメラです。

(どこかNikon F4のようでそこも好き)

 

 

◼️エテルナ以降のフィルムシミュレーション不要

X-H1にコスパがいいと感じるには土台としてクラシックネガ不要であるというものがあります。

クラシックネガの存在こそ私が富士フイルムユーザーに戻ったきっかけではあるので、とても重要なフィルムシミュレーションではあります。

が、そのままでは少しの扱いにくさとホンモノのフィルムの色調との差を感じていたのでX-Pro3でクラシックネガを使っていた時はホワイトバランスを崩して、尚且つLightroomで肌色を補正してました。

そこまでしないと私にとってはクラシックネガは完璧にならなかったので、GFX100IIで使えれば十分と思いました。

 

◼️まだ修理可能

これ地味に大事で、先述したとおり富士フイルムのカメラを手に入れるハードルが高いため使える機種を大事に使っていくのも大事だと思ってます。

話は逸れますが…、X100VIのあの金額はあの内容の品物としては妥当だと思ってますが、正直なところAPS-Cコンデジと考えるとあまりに高すぎます。

GRIIIがセール品のような価格に思えてしまいます。

私はあくまでレンズ交換式が好きです。

 

◼️総括

最近PROVIAPro neg STDの使用頻度が高くクラシックネガの出番が少ないため、旧機種に意識が向いてる部分があるかもしれません。

この記事を書いて私がフィルムシミュレーションに対して求めているものが多いのだと改めて気付きました。

新機種は性能面でも機能面でもより撮影を楽しめる要素は多く、それはそれで魅力あるものだと思います。

“写真機”としてのカメラとして今の私が最低限求めているものが備わっているのがX-H1なんだと思います。

IBISの搭載・進化で富士フイルムのカメラは本当に扱いやすくなったと思います。

撮れる画のバリエーションが増え、チャレンジできることが増えました。

それだけなら別に他社の同価格帯のカメラも検討出来るはずです。

確かにα7IIやZ6あたりも検討しましたが、結局富士フイルムの色に魅力を感じてるのですぐ飽きてしまいそうだと思ってます。

他にも色々ありますが、総括にならなくなるのでやめておきます。

ざっくりまとめると

富士フイルムの色と

IBISの組み合わせは最高!

ってことだと思います。

 

これだけ書いておいて半年以上は買わないっていうのも寂しいですが、半年後には…。

 

その時は使用レビューをしっかり書きたいと思います。

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

ぜひまた次の記事でお会いしましょう。

【今更】X100Sの話

koyuki.です。

多忙すぎて久々の更新が2月初めての記事になってしまった…。

 

X100Ⅵが発表になった矢先…

今更ながらX100Sを手に入れたお話です。

 

 

X100Sは、Finepix X100の後継モデルとして発売されたレンズ一体型デジタルカメラです。

35mm換算35mmの単焦点レンズを搭載しており、開放F値はF2。

カラーはシルバーを先に発売し、限定モデルとしてブラックを発売しています。

ブラックカラーは国内1,000台限定で2014年2月22日に発売されたのでちょうど10年前のカメラということになります。

 

そのブラックを手に入れました。

X100シリーズも今では当たり前のブラックも当時は限定カラー
NikonDfみたいな売り方をしていました。(Dfはゴールドモデルがある)

 

富士フイルムのカメラでシルバーを選んだのはX70だけです。

過去使ってきたカメラ全て含めてもシルバーなのはX70Nikon FM3Aくらい。

 

それくらいブラックカラーにこだわりはあるのでブラックのX100Sはかなり嬉しい…。

 

ちゃんと「S」は赤いです

 

このレンズのロゴ、好きです。

 

「S」の銘板が凛々しい…

 

フォーカス切り替えスイッチの形状も好きです。
Nikon 28Ti35Tiのオマージュでしょうか…?

 

古い機種はマクロに設定しないと最短撮影距離が変わります(フベン…)

 

同梱品の限定サムレスト(もう1段絞れば良かった…)

 

X100Sのスペックはこちらからご確認ください。

www.fujifilm.co.jp

 

この中でも特筆すべき点は

  • フィルムシミュレーションは10種
  • バッテリーがNP-95
  • ワイヤレス通信非対応

この3点が私にとっては特に衝撃だった点です。

 

◾️フィルムシミュレーションは10種

 

クラシッククロームがない……

ということなのでX100SX-T1よりも古い機種ということが分かります。

(クラシッククロームはX-T1グラファイト発売時にファーム更新で搭載された)

 

X100Sに搭載されているフィルムシミュレーションは

PROVIA Velvia ASTIA Pro.neg Hi Pro.neg STD モノクロ(カラー3種) セピア

ということになります。

GFX100IIを使っている身からするとかなり少ない…(半分だもん)

ですがX-T2まではメインで使っていたのはPro.neg STDなのでクラシッククロームに関してはそこまで自分にとっては重要なシミュレーションではないです。

世代で言うとX-Pro1X-E1と同じ扱い方になります。

この融通の効かない感じが懐かしいですね(褒めてる)

 

カスタム登録が3つまでしかできないのが地味に不便でした。

 

◾️バッテリーがNP-95

 

これは由々しき点です。

このバッテリーは当然新品は購入できず…(互換品はある)
純正しか使いたくない派からするとキツい…

一応2個あるので1日ならなんとかなりそうですが、あと何年使えるだろうか…。

古いカメラというのは結局バッテリー問題が付きまとうのである程度新しい機種が扱う上では安心ですね。

X100シリーズはX100TまではNP-95、X100FからはNP-W126Sです。

 

◾️ワイヤレス通信非対応

 

これも地味にしんどい…

とはいえ常にLightning SDカードリーダーを持ち歩いているのでそこまで嫌な点ではないですが、1620万画素なら転送も早くてバッテリー消費も少ないだろうからできればワイヤレス対応していて欲しかった…

 

 

◾️総括

 

上記3点も欠点のようそこまで致命的ではないというか、まだ不便を楽しめるレベルなのでまぁいいかなと。

意外とAF速いし、やっぱ画素数少ないのは楽。

実はX100シリーズ初めて買ったんだけど、サイズ感最高だし画面で見る分には全く問題ないって思えるので良い買い物でした。

ちなみに今まで買わなかった理由「シャッター音が嫌い」だったからなんですが、シャッター音を消せることに気付いてしまったので一気に魅力を感じました。

かなりボロボロなので格安で手に入れました。

ボロボロだからというのもあるけど、1000台限定だからといって飾っておくようなもったいないことはしたくないのでガンガン使っていきます。

 

話は変わってX100VI…

X100VIのスペックを見て思ったことは、とにかくすごいカメラというざっくりとした所感です。あのサイズのボディにあれだけの性能を込めることができたのは研究者の方の努力があってこそなのだと思います。
価格に関しては個々人の価値観によることですが、性能面を考えると妥当と言えば妥当とは思います。もしくは国外の事情があるのか…
ちなみに私が買うことは今のところありません。
プリントするような写真はGFXで撮りますので、あれほどの画素数APS-Cのカメラに求めてないからです。トリミング前提で撮ることが多いのであればアリかも知れませんが…。
素数の増加、動画機能の充実、IBIS搭載、これらがX100シリーズとして価格アップの理由なのであればX100Vを併売して欲しいとは思います。
α7CIIとα7CR的な感じで小型カメラに機能面での選択肢があるといいなと思う人は少なくはないはず。
高画素になるメリットがある人が今の時代多いとは正直思えないし、UHS-Iのメディアしか対応してないのに6.2K必要なのか(そもそも無事に撮影できるのか…)とも思うし、IBISの恩恵がある焦点距離だとは思えないからです。
ただ、X100VIのサイズ感だから撮れる写真もあるとは思うし、動画機材が小型化されると考えればメリットもあるし、IBISのおかげでISO感度を下げることもできます。
機能・性能とユーザーの用途が一致してこそ、その機材を心底楽しめると思います。
今の全部盛りな感じはありがたい部分もある反面、選びづらさもあるのではないかと考えます。
そもそもX100VIを性能だけで買う人は多くはないのかもですが…。

 

まぁしばらくはX100Sで楽しもうかと思います。

 

では最後にX100Sで撮った写真を載せて終わりにします。

 

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最後まで読んでくださってありがとうございます。

次回の記事でまたお会いしましょう。

NP-W126Sの行方

koyuki.です。

 

今日は富士フイルムXシリーズのバッテリーNP-W126Sのお話です。

 

先日Xマウントをボディ・レンズのほぼ全てを手放した私ですが、なぜ今更NP-W126Sのお話なのか…。
それは自室の周辺機材を整理していた時にふと思ったことがあったからです。

 

「このバッテリーどうしよっかな………」

 

 

 

 

⬛︎御役御免

 

X-Pro3を最後に私の元でNP-W126Sを使用するカメラは無くなりました。

 

以前もX-S10やX-E4、そしてX-T1をサブ機にしていた時もあったのでこのバッテリーが何個か必要でした。
X-S10でミュージックビデオ撮影をする時には大量に必要だったので気付けば家にNP-W126Sが8個もありました(内1個は未開封箱潰れの新品)

 

NP-126Sってマジでバッテリー持ち悪かったな…

 

機材整理の中でチャージャーからケーブルを外し、一応端子の部分の掃除もしました。

 

「BC-W126」充電器が付属していた時が懐かしいですね…

 

ですが今となっては御役御免。
GFX100IIとX-T4しかない(instax mini EVOはバッテリー内蔵)為、NP-W235があれば良い状況です。

大きさ比較、俯瞰で見るとそこまで変わらないですね

 

「誰かにあげてしまおうか……」

 

とも思いましたが、時を経て安くなったX100Vを買うとか言い出しかねないな自分…と思ったりもしたので踏みとどまりました。
それでも8個も必要ないでしょうけど…。

 

そこでふと思ったのです。

 

「次のX100シリーズのバッテリーってどうなるんだろう」

 

⬛︎次世代機の登場でNP-W126S終売?

 

現行機種でNP-W126Sを使うのはX100V(受注停止中)のみです。
おそらくこのまま終売でしょう。

そして登場が噂されているX100R?ですが、それのバッテリーって…

まさかNP-W235?

サイズ的にはいけるかも…?

X100V 幅128.0mm  高さ78.4mm  奥行き53.3mm(最薄部32.7mm)

NP-W235  長辺52.3mm  短辺38.8mm  厚み22.7mm(Ulanzi互換品サイズより)

 

もし次のX100シリーズがNP-W235で発売されたらバッテリー持ちが良くなるから数時間の散歩程度なら予備必要なさそうですよね。
X-S20が改良の結果、省電力に成功している前例もありますし。
GFX50SやGFX50R、そしてGFX100のバッテリーであるNP-T125が少し前に終売になり、特に50Rユーザーは後継機種もないのにバッテリーが終売になるというやや迫害に近い状況に追い込まれておりますが…

NP-W126Sを使用するカメラもX100シリーズ次第では同じ状況になるのでは…?

そうなるとこのNP-W126Sかなり貴重品になる予感…。

 

⬛︎X100シリーズ、そして…

 

仮に次のX100シリーズがNP-W235で動くカメラだとしたら、次のX-ProシリーズX-EシリーズもNP-W235にできるのでは…?

そして今、その為の設計と開発をしているもしくは完了していて試作機があるのでは…?

と思いました。

そうなれば課題になるのは熱問題だと思います。

X-S10で真夏に屋外(しかも浜辺)で4Kで2時間ほど撮影していても熱停止もなければ挙動がおかしくなることもありませんでした。
が、今夏X-S20ユーザーから「高温」での問い合わせや不安の声が私の元に届くことが多々ありました。(まぁ今年は特に暑かったのもあるけど…)

「人間が外出するのも危ないのにカメラは真っ黒ですよ?そりゃ熱くなりますよ」

って何回言ったことか…。

しかし放熱問題は最近のカメラではまさしくホットな話題なのでそこもしっかりと考えてほしいですね。

 

⬛︎まとめ

職場ではちょくちょくガラクタみたいな扱いを受けたEXILIMやTZシリーズ等コンデジのバッテリーを買いたいという方が来ますが大体終売してます。
NP-W126Sも次第にこの道を辿るのかと思うと切ないですが、X100FやX100V、X-E4、X-Pro3やX-T3等を長く使っていきたい方は今後数ヶ月のメーカーの動向に注目しておいた方がいいかもしれませんね。
バッテリー争奪戦になるかも…?

 

以上、片付け中にふと思ったことでした。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

次の記事でまたお会いしましょう。

 

TX-1

今日はスタジオ練習の日だった

来月ライブがあるというのに新曲は未完

大丈夫なんだろうか…

 

練習時間短いからセトリ決め直しも可能性のひとつとして考慮せねば

 

台風が過ぎ去ったものの天候は微妙で蒸し蒸しするから

カメラとかレンズとか楽器とかコンデンサーマイクとか

心配になっちゃうね

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さて今日の話題「TX-1」

 

X-T1じゃないよ、TX-1だよ

 

実物を触れたのマジで感動

 

X-Pro3のカタログを見たことがある人ならきっとピンと来るはず

 

職場だったけどあまりに嬉し過ぎて思わずX-Pro3のカタログ(個人保管用)と一緒に記念撮影しちゃった

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かっこいいよねぇ

今中古で買うと44万するのホント恐ろしい…

買ったところでフィルムは高いし、継続して使うには難しいところあるよなぁ

TX-1はいわゆるフルパノラマ機

詳しくはこちら…と言いたいところなのだけどTX-2のページしか見つからなかった

一応載せとく

fujifilm.jp

 

コンパクトフィルムカメラに搭載されてた“なんちゃってパノラマ”じゃなくて、ガチパノラマ

 

X-Pro3のカタログを見た時にTX-1の存在を知って、いつかフルパノラマで撮影してみたいなぁって夢見てたら

GFXでフルパノラマ撮れるってなってとても感動したんだよね

(それ考えるとGFXコスパいいのか)

ちなみにSIGMA fpも同じくこのパノラマの比率を用意されてるからこのふたつにはシンパシー感じてる

 

デュラテクトシルバーでGFX50R II発売されたらマジで富士フイルム最高だ!ってなる

歴史あるメーカーだからこそ出来ることがある

だからこそ、Xマウントカメラには歴史を継承したモデルも積極的にやって欲しいんだよね

金になる超望遠ユーザーに売り込むための機種や高性能マシンも良いけど、歴史の中で写真を撮り続ける人だっているし、それを良しとしてきたメーカーだと思ってる人だって少なくはないはず

数字を作る為に必死なのは分かるけど、量販店ばかりに供給して中国人バイヤーに売らせる商売してたら失うものもあるよ

 

歴史に残るカメラをこれからも作り続けてほしいなと思う

プロダクトとして賞を取るとか世界的な話だけではなくて、富士フイルムのカメラを使う人々の人生という歴史の中にしっかりと残るようなそんなカメラをこれからも作り続けてほしい

自分にとってX-Pro3がそんなカメラなようにね

 

歴史あるTX-1を触って、そんなことを思った

日の丸構図+二分割構図

昨日は天気も良くて作業もひと段落したから

久々にカメラを持ち出して写真を撮りに行った

 

フィルム一眼レフに中判デジタル一眼

久々の重装備にやや筋肉痛…

 

衰えを感じる…

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さて今日の話題「日の丸構図+二分割構図」

 

風景に最適と言われている二分割構図と日の丸構図は相性がいいと思うというお話

 

真っ先に思うのは潔さ

 

ストレートにも程があるくらい工夫もなく、特別なことは何もしてないけど強烈に記憶に残りやすいから自分はこの組み合わせがとても好き

そしてあまり頭を使わないで撮れるから時間経過で変わってしまう一瞬を記録するにはちょうどいいと思う

最近の記事で書いたようにX-Pro3のファインダーではどうしても隅まで確認して撮るには視認性が低いし、時間がかかってしまう

日の丸、二分割というシンプルな構図は苦肉の策とも言えなくはないけど、結果撮りたい画が撮れてるのでヨシ

先日の記事、三分割法の補足記事のような内容になってしまうけど

koyuki-fujifilm.hatenablog.com

今の自分にとって大事なことが何かを書けている気がして、頭と心の整理をこの記事を書くことでできていると思う

 

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これもMV撮影で訪れた九十九里浜での1枚

koyuki-fujifilm.hatenablog.com

絞り値がF2.5と中途半端なのは設定を確認する余裕すらなくカメラを構えたから

この背中が小さくなる前にシャッターを切りたい

そう思って急いでX-Pro3を構えた

 

伸びる影、淡い空の色

その時の一瞬の記録

 

シンプルな程、気持ちのままに写真を残せる

 

この構図が自分は好き

 

今の自分にとって大事なのは記録を残すこと

日々の記録、活動記録、大事な時間を写真や動画という形で記録すること

これが今の自分にとって大事だから構図にこだわりすぎて撮り逃したくない

だからこそシンプルな構図でも撮る

残せていることが大事だと今の自分はそう思う

MV撮影

今日はフィルムカメラを持ち出してテスト撮影

先日手に入れたばかりのNikon F100に貴重なAGFAのフィルムを装填し露光チェック

ついでに買おうかと考えてるレンズのテストも兼ねてる

いい感じなら自分のバンドのアー写撮影をフィルムでも撮ろうかと思う

 

しばらく天気が良くないようで

フィルムで撮るなら天気がいい時でなくては

 

暑いけど、撮りきってくる

 

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さて今日の話題「MV撮影」

 

MV撮影はライフワーク、そして30代の思い出作りという名目で友人のデコピンと

twitter.com

ふたりで作曲とレコーディングから撮影までをやってる

曲は元々デコピンがアコースティックで作ったものを自分がバンドアレンジしてる

オケを作り、スタジオで歌を録り、MIXして音源を完成させ映像と合わせる

完成までにとても時間がかかり今作は音源作りからだと1年以上かかってる

 

そのMVがこちら

youtu.be

 

 

今日はその行程の一部である撮影の一部始終を話そうと思う

文章だけのやたらと長い自分語りなので煩わしく思ったらせめてMVだけでも観ていって欲しい

 

今回のMVで3作目、曲自体はもう10年以上前からある曲

過去のMVは歌詞に沿った映像を撮る為にそれっぽい場所を探して撮影したし、映像には歌詞が載ってる

今作は直接的な表現を避けて歌詞は載せず、イメージ映像に近いものにしたいと考えた

そのほうが観る人、そして歌詞を聴いた人ごとの捉え方や受け取り方がなされてMVを観てくれた人の記憶に残るのではないかと考えた

10年以上前からあるこの曲を好きでいる自分なりのこの曲への愛だと思う

とてもいい曲だからなるべく多くの人に聴いてほしいし、同様に好きな曲になって欲しいと思った

 

ふたりで歌詞を見つつ直接的な映像表現になりすぎないよう考えてロケ地を選び、想定されるシーンの時間帯や太陽の位置、衣装や小道具などを話し合った

なぜ太陽の位置が関係しているかというと、順光だと目を開けるのが困難だから

実際、やむなく順光で撮影しているシーンは目を開けているのがしんどそうな時がある

あとは時間帯によっては太陽の角度によってハイライトとシャドウのつき方が変わるので被写体の盛れる角度が目立つかどうか、そして仕上がりへの納得度が違ってくる

 

選定したロケ地は横浜みなとみらい、江ノ島腰越海岸、千葉にある九十九里浜

この中でも選ぶのに一番時間をかけたのが九十九里浜だった

九十九里浜を選ぶにあたって基準になったのは砂浜の広さと人工物を写さないようにする時のアングルの自由度

電線やテトラポット、もちろん通行人も写さない為にはそもそも閑散としてる場所である必要があり昨年夏の終わり8月下旬に九十九里浜に行った時ほとんど人がいなかったのが選定理由だった

実際にはテトラポットを写してでも使いたいシーンがあったので完全に人工物がないわけではないけど…

ドローンによる空撮映像やアイドルのMV等での確認だった為、不安は残ったが撮り終わった今となっては自分たちには九十九里浜以外にはきっとなかったと思う

 

ここでは砂浜で白い服を着て白い布を持って歩くシーンを撮りたいと考えた

その結果AFに信頼のおけるカメラが必要だと思いX-H2Sを購入した

きっかけが今回のMV撮影だっただけで、そもそも買おうと思っていたけど

実際には白い布(ベッドシーツ)は白すぎてイメージに合わない気がしたのでオフホワイトにしたくて紅茶で染めたがこれがちょうどよくコントラスト差が生まれてAFしやすかったと思う

AFは基本的に瞳AFをONにして撮影していた

X-H2Sの瞳AFはとにかく精度が高くここにリニアモーターが絡むとコントロールの自由度が上がる

フォーカス送りをAFで行ったシーンもあったけど見事なまでのスムーズさで楽にクオリティが上げられる点、アマチュアのワンオペ撮影にも関わらず素人臭くない映像になった点でかなり満足できた

富士フイルムのカメラではカラコレの必要を感じないのでシーンに合うLUTを探す必要もないし素材の切り貼りだけで作れるのはとても楽だった

手間暇かけて作るものは思い入れも大きいけど、時間なきサラリーマンの趣味にしてはカラコレは重荷だと思うし下手にカラコレして変な仕上がりになるよりエテルナをちょっといじって撮って出し4K動画を扱った方が楽だと思う

スキントーンもナチュラルで主張の強くないエテルナにカラーを+2して現実味のある色調にするだけで満足できるので素晴らしいと思う

 

いざ撮影、最初のロケ地は江ノ島腰越海岸

デコピンも自分も勝手知ったる土地なだけあってリラックスして撮影できたと思う

この時はまだXF16-80mmを使っていて、ボケに頼るシーンがあるかもしれないと思いXF90mmも持ち出していたけどここでリニアモーター搭載のXF90mmが最高の撮れ高を残してくれたのもあり非LMのXF16-80mmはわずか1ヶ月で換金となった

LMの絶大なAFコントロール能力に惚れてしまいすぐさまXF18-120mmを購入した

動画撮影用のレンズだけあってとても素晴らしい映像が撮れたので後のシーンの全てをXF18-120mmで撮影した

今回に限った話とするならば機材費に約40万かけていたがそんなもの気にならなくなるくらい良い映像を撮れたと思う

 

綿密に打ち合わせをしても当日思わぬことで手こずることもあったし、現場で思いつくことを試してみたらとても良かったりして少人数ならではの舵取りで撮影は大きな難なく完了した

今回の撮影の中で改善点やこうできれば良かったという点は

・歩行する映像を水平をとりながら撮るには電子ジンバルが欲しい

・みなとみらいエリアで三脚使用できれば良かった(許可を取るのに金が必要らしい)

・最初からXF18-120mmを使えたら江ノ島でのシーンのクオリティを上げられた

・ミニ三脚を使った撮影に慣れておくべきだった

 

ミニ三脚を開いて胸部で固定して撮影するという技法があってみなとみらい地区では基本ミニ三脚を地面につけずに撮影した

(一部休憩してるふりして段差に腰かけて傍にカメラをセットして撮影したけど)

チルトする映像を撮る時はビデオ雲台の必要性がとても高いことも感じた

 

ともあれ今作はかなり満足度の高い仕上がりになったし、自分においては自信につながった

すでにX-T5も発売されていて当然モノとしてはそちらの方が断然欲しいのだけど、道具として信頼できるのはやはりX-H2Sだと思ったしそれに間違いはなかったと思う

 

音楽を始めて18年、カメラを始めて15年

どちらもブランクがあったりして歴だけやたらと長いけど両方が結びついて形になっている楽しさを噛み締められるのも納得できる映像を納得できる色で記録できる富士フイルムの機材あってこそだと思う

音楽とカメラ、どちらも続けていて良かったと思える

 

最後に、本編とは関係ないけど九十九里浜での撮影当日の早朝に撮った写真を載せておく

ダラダラと長い文章を最後まで読んでくれてありがとう

 

 

 

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三分割法

8月が終わる

あっという間だったなぁ

暑さが和らいだらGFX持って都内散策しようと思う

ガッツリひとりフォトウォーク

次はどこに行こうかなぁ

 

新しいフィルムシミュレーションはあのREALAだとか噂が出ていて、ほぉなるほど…と

第4の感色層である水色?シアン?だっけか

により見たままの色に近くなります的なやつ

言わば記憶色を象徴するようなフィルム

たのしみだねぇ

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さて今日の話題「三分割法」

 

三分割法、ご存じだろうか?

 

start-camera.com

 

とてもわかりやすいサイトを見つけたので拝借

 

構図の説明やらは端折って、この三分割法に対してのお話

 

この三分割法は写真を始めた人が割と始めの頃に理解する構図ではないかと思う

自分も学生の頃始めた写真屋のバイト先で教えてもらったのがこの三分割法だった

もちろん日の丸構図も教わったけど、当時は風景を撮ることが多かったのもあってあまり日の丸構図は使わなかった

 

時は流れ、今の職場(別会社の写真屋)

ある種、これは呪いというかなんというか…

写真の構図に関して質問をしてくる60代以上の人だろうか

「日の丸構図は良くないんでしょ?」

これだ、これは呪いだ

誰から何を聞いたのか知らないが日の丸構図を良くないという認識でいる人は一定数いて、大体が割と高齢な世代が多い気がする

いろんな人のいろんな写真に接する機会が多いからこういう世代別の価値観なんかもダイレクトに受け取ることが多いのだけど、日の丸構図を避けたがる人が使いたがるのが三分割法もどきだと思ってる

 

まぁ誰がどんな写真をどんなふうに扱おうがここでは関係なくて

三分割法というポピュラーな構図ほど規則正しく写真を撮るということに囚われがちになりそうな気がするのだ

構図への理解が浅い人の方がいい写真を撮ったりすることもあるし、それはその人が見てきたもの、感じたもの、価値観など…それらの複合された結果だから別の言い方をすれば技術ではどうにもならん部分もあると言えると思う

構図がいいというのはその人の着眼点がいいということだと思う

 

必ずしも正解、間違ってないものを撮るというのは簡単ではないし、必要でもない

そう思って撮る写真もたまには良かったりする

 

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午前6時頃でろくに寝てないのもあって頭が回っておらず

車に忘れ物を取りに行った時に撮った1枚

 

三分割法で撮るよりも奥行きや道のカーブ、電柱のパースペクティブそれらが何気なく収まってるこの感じがちょうどよくて好き

構図にこだわることなく頭が空っぽの状態で撮った写真にはその時その場所をいいと思った感情が素直に乗ってる気がする

 

いろんな構図があってそれぞれに効果的な瞬間がある

履き違えることなくうまく使い分けることが大事なことに変わりはないけど、そればかりに拘らず自分の思うようにシャッターを切ることも大事だと思う

 

その時その場所でシャッターを切ったことが大事だと思う